身体のケア、大切です!

 




あづーーーい!!!
 
 
 
あつい! 暑すぎます!!
 
 
連日の猛暑、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
 
 
競輪選手はですねぇ、なんかもうヤバイです。
 
 


 
 
競輪場もご覧の通りカンカン照り。
 
 
競輪場は、空が開けたスタジアムです(一部ドームもありますが)。
 
 
アスファルトが太陽の熱を吸収して、午後の路面温度は60〜70度(!)になるそうですよ。
 
 
しかも、カントがあるせいで直射日光が跳ね返ってくる!
 
 
競輪場って、形状があまりにも保温に適しているんです…(笑)。
 
 
気温が35度程度でも、路面の熱も相まって体感温度はもっと高いんですよ。
 
 
しかも競走時のユニフォームは長袖! ガチガチのヘルメット!
 
 
マジで暑いです。
 
 
 
 
 
先日、レース後に熱中症で倒れた選手がいました。
 
 
我々、競輪選手って、腐ってもプロスポーツ選手ですよ?
 
 
一応、国内で選りすぐりのアスリートしか競輪学校には合格できないはずなんですが…。
 
 
最近の夏はそんな奴らが参ってしまう、スパルタな仕上がりです。
 
 
 
 
 
皆さん、人間の身体が高熱に晒されるとどうなるかご存知ですか。
 
 
人間の筋肉を鶏肉で例えましょう。
 
 
鶏肉を5〜60度の温度に晒したら、それは立派な低温調理です。
 
 
お肉には熱が通り、カチカチになるのです。
 
 
カチカチになったお肉を必死に冷ましても、もはやそれはサラダチキンです。
 
 
一度、熱が通ったお肉は生肉には戻りません。
 
 
熱中症って、そういう状態なんですよ。


恐ろしい話ですねぇ。
 
 
 
その次元までいかなくても、この時期は筋肉が冷えず、疲労が溜まりやすい時期です。
 
 
先日、中三日のレースをケア無しで走ってしまい、成績がボロボロになるという事がありました。
 
 
僕はいつも、レース前には観音鍼灸院という鍼灸院に通っているのですが、スケジュールの都合で予約ができなかったんですよね。
 
 
 
【いつも行ってる鍼灸院】
 
 
 
現在の競輪界の環境では、競輪開催に参加する前にケアを済まさないと、かなり厳しいものがあります。
 
 
と言うのも、いまだにコロナ禍のルールを引きずっている競輪界、実は開催時の場内マッサージがなかなか復活しないのです。
 
 
コロナ禍前までは、開催中はマッサージ師、あんま師が来てくださって、場内で予約、施術をしてもらえる環境でした。
 
 
ひと昔前の感覚だと、レース前までみっちり練習!
 
 
競輪開催に入って、マッサージを受けてレースに臨む! というスケジュールが組めたのですが…。
 
 
日頃から身体のセルフケアは心がけていますが、やはりマッサージ等、人の手が加わらないと相当に詰めが甘くなります。
 
 
一応、6日制GIでは場内マッサージがないと流石に無理がある! とS級選手から文句が出たため、前回の高松宮記念杯競輪では場内マッサージが復活したそうです。
 
 
…とはいえ、まだ我々、底辺レーサーには開放されていないのが現状です。
 
 
しかも、今までは競輪場側で用意してくださっていたマッサージ師やあんま師の方々も、呼びたいなら選手会が勝手にやってくれ、という妙に投げやりな形での復活になるそうです。
 
 
うーん、用意してもらって当然と思うのが間違いなのは分かりますが、プロスポーツの現場ですから、「設備」としてそのくらいはあってもいいのでは…?
 
 
選手が享受するためではなく、お客様に見せるパフォーマンスに関わる事ですから。
 
 
難儀な話題ですねぇ。
 
 
 
そんな事情で、必死にセルフケアを頑張ろうと、様々な健康グッズを持ち込んで試行錯誤している競輪選手。
 
 
上位選手だと、数百万円もする回復マシーン(なんかミトコンドリアを活性化させるシステム)を持ち込んでいる方々もいらっしゃいます。
 
 
恐ろしい話ですねぇ。
 
 
実は、僕って健康グッズオタクなんです。
 
 
巨大なスーツケースに健康グッズを詰め込んで、競輪場に持ち込んでいますよ。
 
 
 
最近、新しい健康グッズをいくつか買ったんですよ。
 
 
その辺にまつわる話を書きたいのですが、流石に今回は記事のボリュームがエグいことになるので次回に持ち越します(笑)。
 
 
ってな訳で次回「宇宙エネルギーを感じる、謎の健康グッズを買った話」。
 
 
お楽しみに!

1995年3月30日生まれ。滋賀県出身。 日本競輪選手会 奈良支部所属107期の競輪選手。現在はA級2班。同期には新山響平、山岸佳太、簗田一輝など。 ……以上はすべて仮初めの姿であり、本業は某アイドルのプロデューサーであるともっぱらの噂。 ドール、カメラ、声優など、さまざまな「沼」に足を踏み入れている。

この記事をシェアする

FacebookTwitterLINEはてなブックマーク