電波で繋がる現代社会|DMM競輪

電波で繋がる現代社会



ニューアイテムを購入しました!
 
 
また健康グッズ話ですか?
 
 
飽きずによく買いますねぇ〜。
 
 
成績に繋がっているとも言い難いのに…おっと。
 
 
少しでもケアに力を入れ、機材に投資し、パフォーマンスを上げようとするこの向上心。
 
 
この“心”こそがプロスポーツ選手として必要なのです。
 
 
…決して散財ではないぞ!
 
 
ってな訳で購入品はこちら。
 
 



 
 
HYPERFLUX(ハイパーフラックス)です。
 
 
これ、前から欲しかったんですよね。
 
 
いわゆる、加圧マッサージ機です。
 
 


 
 


 
 
足を突っ込んで、スイッチをオンするとこのニーソックスみたいなマシーンに空気が入って加圧されます。
 
 
加圧状態から開放されると、血流が一気にスゥーッと流れとても気持ちいいんですよ。
 
 
クールダウンや疲労回復、コンディショニングにうってつけ!
 
 
競輪選手では、結構持っている人が多いです。
 
 
健康グッズ大好きな僕ですが、HYPERFLUXに関しては割と高額なことと、ゴムやチューブによる物理的加圧で似たような効果が期待できることもあり購入を見送っていました。
 
 
しかしながら、このたび、物欲に負けて購入。
 
 
まあ、コンディショニングに関わる話だし、プロスポーツ選手として必要なものだから…。
 
 
仕方ない、仕方ない。
 
 
 
 
 
さて、この健康グッズを販売しているのは、Hyperice(ハイパーアイス)というアメリカの会社です。






会社名自体には聞き馴染みがないかもしれませんが、HYPERVOLT(ハイパーボルト)という、写真のマッサージガンを出しているところです。


競輪選手をはじめとするプロスポーツ選手が使っているシーンを、見たことがある方も少なくないんじゃないでしょうか。


昔は医療機器レベルの大掛かりな機械だったマッサージガンをポータブル化して大ブレイクさせた、健康グッズ界の第一人者的企業ですよ。


少し前までは、家電屋さんの片隅に肩たたき機や、いわゆる電マが置いてあった程度でしたが、最近では家電屋さんどころか雑貨屋さんにも健康グッズがたくさん置いてありますよね。


ココ最近で一気にカジュアルになりました。





そんな健康グッズ業界、最近のカジュアル化と、コロナ禍の巣ごもり需要も相まって、家庭用健康グッズ業界はいまや戦争ともいえる商品開発合戦が勃発しています。


冒頭に登場したHYPERFLUXもそのひとつ。


この手の加圧マッサージ機自体は昔から存在するのですが、かなり大掛かりな業務用マシーンとして医療機関向けに開発されたものでした。


しかし、いまでは女性向けの家庭用美容マッサージ器具としてフットマッサージャーなんてジャンルが確立されているくらい身近な存在になっています。


よければ「フットマッサージャー」で検索してみてください。


先程、商品開発合戦と書いた通り、国内大手家電メーカーを含む様々な企業が商品を出しています。


ちなみに、業務用だとか医療機関向けといっても一般の方にはイメージがつきにくいと思うのですが、元々デスクトップPCのように据え置き前提だった重量級マシーンが、ノートPCのように機動性と一般ユーザー向けのライトさを得た…という感じです。


伝わりにくいですかね?(笑)


まあなんだ、健康グッズ製品って、ほんとココ最近で近代化が一気に進んだんですよ。


上で書いたカジュアル化と同義ではありますが、文明の進歩ってすごいですねぇ…って話です。





もちろん商品開発合戦はいまも続いています。


続々と新製品が発表されていて、我々スポーツ選手としては選び放題で嬉しい限りです。





しかーし!


最近、Hyperice社をはじめとする健康グッズ業界の新製品に、競輪選手的にはよろしくない流れが来ております。


それは…


Bluetooth機能の搭載 です。


最近の健康グッズ業界、新製品やバージョンアップして発表される商品にはBluetooth機能が追加されているのです。


スマートフォンアプリとの連携により、コンディショニングの記録や、機能連動を図る…という名目で、システムを一元化して健康グッズは全部自社商品を買ってもらおう! という企業の魂胆=大人の事情です。


しかし、それで困るのが競輪選手をはじめとする公営競技選手ユーザー。


Bluetooth機能が付いてちゃ、競輪開催に持ち込めないじゃないですか〜!


公営競技選手が通信機器持ち込み禁止なのは、当ブログ読者様には周知の事実だと思うので省かせていただきます。


ひとつの企業がBluetoothを搭載した商品を出してしまうと、後発の商品は同じ機能を搭載しないと後れを取る形になってしまいますから。


そりゃ皆がBluetoothを搭載する流れになりますよねぇ…。


いらん事しやがって…。


これは、マジで競輪選手という特殊すぎる業種であるが故のエゴでありワガママだというのは分かっているのですが…。


最近、何でもかんでもBluetooth搭載しすぎなんだよ!






音楽プレーヤーやイヤホン、ヘッドホンなんて、最近では無線通信がデフォルトとなっていますよね。


なので、我々競輪選手はこんな古い型のウォークマンやiPodを中古で探してきて購入、しょうもない有線イヤホンで音楽を聴いているのです(笑)。





実は、当記事で紹介したHyperice社様の健康グッズ達(フットマッサージャーとマッサージガン)も、最新バージョンにはBluetoothが搭載されていて購入できません…。


ハァ〜ァ!


文明の進化はいいけど、健康グッズにBluetoothはいらねーだろうよ!


流石によォ!


そんな、競輪選手という通信機器アンチ過激派の愚痴でした。


あまりにもニッチな界隈だなぁ…。


ま、僕たちのようなマイノリティの声を企業様に真に受けられても困るものがあるので(どないやねん)、今後の家電製品が競輪界なんてガン無視して進化する現実を受け入れつつ、記事を締めますよ…。


ではまた次回!

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1995年3月30日生まれ。滋賀県出身。 日本競輪選手会 奈良支部所属107期の競輪選手。現在はA級2班。同期には新山響平、山岸佳太、簗田一輝など。 ……以上はすべて仮初めの姿であり、本業は某アイドルのプロデューサーであるともっぱらの噂。 ドール、カメラ、声優など、さまざまな「沼」に足を踏み入れている。

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