練習部屋を強化しよう
皆さん、僕の自宅はキッチンとテーブルしかないと思っていませんか?(唐突)
もちろん居酒屋たむらは大繁盛運営中ですが、僕の本業は競輪選手です。
\ウソダロ〜/
\シラナカッタ〜/
そうでしょう! そうでしょう!
ケッ、俺だって必死にチャリンコ漕いで金稼いでるってのによォ!
ってな訳で、競輪選手としての名誉を挽回すべく、とりあえずわたしの練習部屋を貼ってみます。
「田村風起」にそういうの求めてないってか?
うるせえ! たまには本職ぶらせろや!
狭いです(直球)。
まあ大都会のタワーマンションならまだしも、所詮は郊外のアパート住まいですからね。リビング以外の部屋に贅沢なスペースは望めません。
練習部屋にできる空き部屋があるだけありがたいレベル。
僕という人間、「競輪ガチ勢!」「寝る間も惜しんで練習!」的なところはまったく滲み出ていない、のほほん系競輪選手ですが、腐ってもプロスポーツ選手。
大真面目に、うちの業界ってサボるとすぐに淘汰されますからね。
まだまだ辞めたくねーし。
練習環境を整える努力はさすがに惜しんでいません。
ワットバイク(写真左下に写ってる赤黒のマシン)はデビュー当初から持っていて、これだけは割と真面目に継続しています。
まぁガチメニューの頻度は…お察し。
ちなみに、競輪選手は皆練習部屋を持っているのか? という話。
あるに越したことはないですが、皆持ってるかというと少し微妙なところ。
練習部屋ばっかりはねぇ、やる気云々と言うより居住環境に左右されることの方が大きいです。
持ち家がない若手は特に。
究極言えば自転車道具はすべて競輪場に置きっぱなし、練習も競輪場で完結って人も少なくはないですから。
僕なんかはアパート暮らしですが、割と遮音性が高い家なのでワットバイクくらいは置けています。
でも三本ローラーだと、やかましくて迷惑そう! 流石に置けない! ってな塩梅です。
ウェイト道具なんてもってのほか! 床抜けそう(笑)。
僕が以前住んでいた木造アパートなんて遮音性はゼロだし、狭くてワットバイクの置き場所ないし…で最悪でしたよ。
自転車経験者ならわかると思いますが、自転車の練習機材って結構サイズやら音量がでかいのでいろいろと気を遣います…。
やる気はあっても、そういう住居自体の条件ってのが結構響いてきます。
プロなのでそのあたりも考慮して家を選ぶべきなのですが、住まいに関してはいろんな事情がありますからね。
今回はそんな練習部屋のお話なのですが、ワタクシ、自宅で室内練習をする頻度がかなり高いです。
競輪場にまったく練習に行かない訳ではないんですけどね。
生活リズムの都合や、生活リズムの都合や、あと生活リズムの都合でちょっと行きづらいんですよね。
寝坊してサボってるだけって? うるせえやい!
ってのは置いといて、元々自宅練習が好きですから…。
自宅警備員として力強く生きていくべく、更なる自宅強化のため長らく導入を迷っていたコンテンツがあるんです。
それは…
「ZWIFT」です。
皆さんZWIFTご存知ですかね?
自転車をパソコンに繋いで、室内にいるにも関わらず、広大なバーチャル世界で自転車を漕げるってやつです。
自転車業界ではかなり有名ですね。
コロナ禍の巣ごもり需要で更に大ブレイクしたそうですよ。
競輪界でも結構前から流行っていましてね。
言うてもプロスポーツ業界ですから、こういう自転車界のブームや、世間で流行する健康グッズなんかは、世の中より先取りして業界で広まっているものなんですよ。
っていくら業界が流行を先取りしてても、ぼくみたいなオタクは「いや、流行ものはちょっと✋」みたいなスタンスで斜に構える生き物ですから、なかなか手は出さないんですけどね。
そういうとこだぞ。
まぁ、結局今になってZWIFTに興味を持ってる時点で、ミーハー心に勝ててないワケではありますが。
実に心が弱い。
ってのもこのコンテンツ、自転車とPCやスマホを繋ぐためのスマートトレーナー(固定ローラー)または、パワーメーター等の出力装置が必要なんです。
これの購入に一歩踏み出せずにいましてね。
もちろんケチって踏み出せない訳じゃないですよ!
僕クラスの選手ですら、競輪のパフォーマンスに関することにはお金を推しみませんから。
財布の問題で悩んでた訳ではありませんよ! ほんとだぞ!
冒頭でUPした写真を思い出していただきたい。
張り切って機材を買ったとして、さっきのクソ狭練習部屋に置けるんか!? ってところが問題だったんです。
ワットバイクもまだ使いたいし...。
置けないことはないが、結構部屋がギチギチになるんだよな。
しかし先日、肋骨骨折してしまったのがきっかけで、だいぶ検討が加速されまして。
長期間休んだ訳ではありませんが、脚力を戻すために有酸素系練習をやらないといけない!
でも寒すぎて街道練習はちょっとぉ〜!
あ、走ってる最中に骨が痛くなったら大変だ!
っていう軟弱者精神が爆発してしまいました。
まぁ新しいモノを手に入れるとモチベーションも上がるし...。
最悪、模様替えしたら何とかなるだろ...知らんけど...。
てな訳で、勢いとノリで買っちゃいましたよ。スマートトレーナー。
ってことで…
開封の儀!
箱です。
結構重いのを佐川急便の兄ちゃんが担いできてくれました。ありがとうございました。
開けたけどまた箱です。二重梱包です。
じゃじゃ〜ん!
ELITEという自転車界では有名なブランドが出している、JUSTOというスマートトレーナーです。
単にデザインがカッコイイですよね。
なんかオシャレ。
発売されて新しいためか、ネットにレビューが一切載っておらずわりと博打購入(笑)。
まあ有名ブランドのフラッグシップモデルだし大丈夫だろ。しらんけど。
さっきのクソ狭練習部屋にぶち込みました。
後先考えずに買ってみましたが、大掛かりな模様替えもなく、意外とすんなり収まりました。
部屋の端に寄せられて肩身が狭そうなフレーム。
置き場所がなくなり、吊られてしまった肩身の狭い街道用ピスト。
機材が無事収まったところで、早速ZWIFTを試してみますよ〜!
自慢のロードレーサー(いまだに10速)を繋いで、いざ起動!
特に操作しなくても画面が進んでいくけど、いけるんか…?
ヒャッホウ!! 繋がった!!
この仮想世界で、僕の第二の自転車人生がはじまるのだ。
ペダルを踏むと走り出す!
ちょっと感動。
右側の枠をご覧ください。
ほんと、世界中のいろんな人がバーチャルライドしてますよ。
周りの視線をひしひしと感じる。
練習を監視されてる感じ。
これは日頃自分との戦いに敗れ続けている僕でも、だいぶ楽しみながら練習できそうです。
ワットバイクくんもまだまだ現役で頑張ってもらいますよぉ〜。
あ、やる気溢れる記事書いたけど、いざこれで練習して実際強くなるかは不明です。
車券の参考にはしないでくださいね(笑)。
練習機材に金かけるのはいいことだ!
この機材で頑張って練習して賞金稼いで、次はずっと欲しいカメラ買うために頑張るぞ〜!
趣味に金かけるのもいいことだ! しらんけど!
ほなまた次回!
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1995年3月30日生まれ。滋賀県出身。 日本競輪選手会 奈良支部所属107期の競輪選手。現在はA級2班。同期には新山響平、山岸佳太、簗田一輝など。 ……以上はすべて仮初めの姿であり、本業は某アイドルのプロデューサーであるともっぱらの噂。 ドール、カメラ、声優など、さまざまな「沼」に足を踏み入れている。