暇な時間、何して過ごす?|DMM競輪

暇な時間、何して過ごす?

みなさま〜!
まずは僕の悩みを聞いてください!

あ、期待してないと思うけど「競輪で勝てない」とかそんな意識高い感じじゃないです。

まあ、これを見てくださいよ。




本です。

いわゆる積み小説ってやつです。

積み小説がなかなか消化できなくて悩んでるんですよ〜!


なんでこんなに溜めるねん、積む前に読めや! って僕も自分で思いますけどねぇ。

思い続けてるけど読まないからこうやって積むんですね。

うーん、哲学。


前回『ミッドナイト競輪、マジで暇』って記事を書きましたよね(読んでもらってる前提で今回の記事書いてるので、読んでない方はよければ見てね!)。

こちらの記事で、開催中は暇だ暇だと言っている競輪選手が、実際どれだけ暇な時間に襲われるかを明確に説明しました。

だいたい6時間半も暇!

前回お約束した通り、今回はこの暇な時間をどう潰すか…という記事です。


あれ、詐欺? 前回記事の最後に「ゲームの選択肢、少なすぎ問題」って書いたじゃないの?

すまん! 詐欺だ!

ま、そのゲームの話題もあとで書くから急がないでくれ…。
他にも暇潰し手段の話を書くので、タイトルは分かりやすく変更したんです。許してにゃん…。



さて、いくら暇でも、現代社会にはスマートフォンという超マルチツールがあるじゃん! って思った方はおられますか?

ま、こんな場末選手の競輪ブログ見にきてくださってる方は9割9分知っておられるだろうけど、念のため書いておきますね…。


競輪選手をはじめとする公営競技選手は、ギャンブルとしての公正を確保するため、レース参加中は外部との接触を禁じられます。

そのため、通信機能がついた機器は参加時に没収!
スマホやPCはもちろん、今どきのゲーム機なんて十中八九通信機能がついていますからね。

音楽プレーヤー等も、結構古い型でもBluetooth機能がついているため持ち込める機器ってほんと限られてくるんです。

そのため、上記の暇な6時間半を潰すには非常にアナログな手段が強いられるのです…。



とりあえず、その「アナログな手段」をいくつか紹介しますね。

まず、冒頭に登場した、昔ながらの代表的手段が読書です。

電子書籍が発達した今の時代、紙媒体じゃないとダメ! ってのは微妙に大変なんですよ。
超かさばるし。

もちろん、小説じゃなくて漫画派も多いです。
というか漫画派の方が多いかもね。

でもねぇ、漫画はマジですぐに読み終わる!

この間『東京リベンジャーズ(現在28巻)』を3日に分けて読もうと持ち込んだのですが、面白すぎて前検日に全部読んじゃいました(笑)。

そのくらいすぐに読み終わるので、間が持たない…。

最近は漫画レンタルという手段もあるので、それを活用する人が多いですよ。

最初に貼った写真の小説も、積み小説として紹介していますが、実際は数場所で読み終えてローテーションしていくのです。



そして、次にポピュラーなのが動画鑑賞ですね。

って言っても、YouTubeやらNetflixなんてものはもちろん見られません。







これ、ポータブルBDプレイヤーです。


レンタル屋さんとかで映画やドラマのDVDやBDを借りてきて、のんびり見る訳です。

現代競輪選手の必需品かも知れません。

全競輪選手に「宿舎での暇つぶしと言えば?」と聞いたら、ポータブルプレーヤーで動画鑑賞が一番票を集めるだろう、それくらいポピュラーなんですよ。



そして最後に紹介するのが、最終兵器、宿舎時間泥棒ことゲームボーイです。

(もう最後って言ってるよ…娯楽少なすぎか?)







これはゲームボーイアドバンスです。


なぜ「ゲーム機」ではなく「ゲームボーイ」で括ったかと言うと、実はゲームボーイ(ゲームボーイカラー以外)だけは持ち込みが可能なのですよ。

説明すると非常に長くなるので、深いところまではちょっと端折らせて頂きますが(笑)。

とりあえずこちらにすべてが書いてあります。ご覧下さい。





こんな感じで、厳密に「持ち込み可能物」にゲームボーイが名指しで入っているのです。


ちなみに、ゲームボーイカラーがダメな理由は赤外線通信機能があるからです。

赤外線なんてそんなもん、今は昔、ガラケーの時代を思い出してください。
数cmまで近付けても、なかなかメールアドレスを赤外線送信できない…! ってレベルの通信でしたよね。

そんなんでも持ち込みダメなんですよ。
厳しいですねぇ。


そんなこんなで、ゲームボーイ、その中でも最新機器のゲームボーイアドバンスがポピュラーな暇潰し手段として今でも現役で活躍しているのが競輪界なのです。

ちなみに、任天堂に限らずゲームボーイアドバンス以降の時代の機器は概ね通信機能が付いているので、総じてダメなんですよ。

通信機能が付いていない携帯ゲーム機もありますが、見た目で通信機能の有無が判断しにくいため禁止。

というのも昔、通信機能がついていないPSP型の中華ゲーム機を持ち込んだ選手がいて、周りの選手が「あいつPSP持ってきてるぞ!」と騒ぎになってしまった事件があったそうです(笑)。

同じ理由で、通信機能の有無が分かりにくい点と、公共のテレビを独占してしまう選手が出てきてしまうため、据え置きゲーム機も一律で持ち込み禁止となっています。

ほんと、持ち込める電子機器が限られてきますね…。

また、電子ゲーム機以外のアナログゲーム(麻雀や花札等)も、選手が宿舎内で賭博を行ってしまう可能性があるため禁止となっています。


実は、以前この話題をTwitterに投稿したところ、結構バズりましてね。
Yahooニュースのトップを飾ったこともあるんですよ。



最近では、競輪場内での写真撮影や録音が可能な機器まで持ち込み禁止になってしまい、Bluetooth機能が付いていない音楽機器などにもマイク機能とかがついているため、持ち込めない種類が出てきました。

結構、その辺の選別も大変なのです…。



そんな感じで、何かと締め付けられる環境ですが、今の時代、4日間もスマートフォンを見ないことってなかなかないですよね。

スマホ中毒や、SNS中毒が叫ばれる昨今だと、意外と健全な環境なのかもしれません。

不便を楽しむというのも、また一興です。



…いかがでしたか?(雑な締め方)


こんな感じで、アナログな機器をフル動員して6時間強もの暇な時間と戦っているのです。

ま、お喋りしたり風呂に入ったりと、掘り下げるとキリがないのですが、競輪場での娯楽って今回書いた機器くらいのもんです。
デジタル党の人には地味にしんどい業界かもしれませんね…。


今回は競輪選手の暇潰し手段について色々書きましたが、競輪場の宿舎生活っていろいろとネタが詰まっているので、また何か書きたいことが出てきたら記事にしようと思います。


じゃ、また次回!





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1995年3月30日生まれ。滋賀県出身。 日本競輪選手会 奈良支部所属107期の競輪選手。現在はA級2班。同期には新山響平、山岸佳太、簗田一輝など。 ……以上はすべて仮初めの姿であり、本業は某アイドルのプロデューサーであるともっぱらの噂。 ドール、カメラ、声優など、さまざまな「沼」に足を踏み入れている。

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