【12月15日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」



7月1日に50歳となった水谷良和(みずたに・よしかず、愛知=70期)。




S級優勝はなく、通算成績も1、2、3着数がそれほど変わらない。
けっしてスター街道を歩んできたわけではないが、大ベテランの域にさしかかってもS級で奮闘中。

10月の寛仁親王牌では補欠の予備選手として待機し、2日目からの補充出走ではあるが、GⅠ初出走を果たした。

「初GⅠ? 新鮮味はなかったね。もっと若いうちに走りたかった(笑)」

「でも刺激になった。みんな凄いなあって。また走りたいですね」


先月の武雄GⅢでは3日目に3番手回りから1着に突き抜けて、3連単30万円超えの高配当を演出。最終日も3番手回りから車券に絡んだ。

衰えを感じさせないばかりか、まだまだ伸び盛りの印象だ。

「30年かけて、やっと自転車に乗れるようになった感じかな。でも上には上がいますからね。年上の選手が頑張っている以上は、まだまだ頑張るよ」

「自分が後輩にとって、いい刺激になれれば。弟子も頑張っているし、(師匠が)弱かったら示しがつかないからね」

初の弟子である藤井侑吾(愛知=115期)もS級に上がってきた。師匠もまだまだ負けていられないのである。


最後にモチベーションの源を聞いた。

「こんな僕でもみんなが応援してくれる。妻も『頑張ってほしい』と言ってくれるので。成績がいいと自分も気分がいいですからね」

遅咲きの中年の星は、周囲に支えられてこれからも奮闘を続ける。



【次回出走予定】
12月23~26日(佐世保GⅢ)


(情報局記者A)



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