【10月31日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」【佐々木浩三】|DMM競輪

【10月31日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」【佐々木浩三】



GⅠ3Vで〝佐賀の闘将〟と呼ばれた兄の佐々木昭彦さんが2011年に引退してから、早くも10年以上が経過した。

佐々木浩三(ささき・こうぞう=61歳、佐賀=50期)は、61歳になった今も現役選手として奮闘している。




54歳でもS級に在籍した大ベテランは今期、チャレンジ戦を舞台に戦っているが、来年1月からは再び1・2班戦に復帰する。

今年は2月の名古屋で落車し、復帰戦だった4月の地元戦でも1走目に落車した。

「2月の落車で骨盤と鎖骨を折ったんです。骨盤は12、3年前にもやっていて2回目。痛みですぐに分かりましたね。あ、やっちゃったって。病院に診てもらうまでもなかった。〝あぁ終わったかな〟って思ったりもしましたね」

「前の時は感覚が戻るまで3年くらいかかったんですよ。でもこのまま終わったら悔しかったので、痛みがあったけど復帰したら、いきなり(落車)でした。今度は鎖骨と肋骨を骨折。さすがにガクッと来て、気持ちの切り替えが難しかったですね…」


60歳を超えてからのケガ。さらに復帰戦でも大ケガ。
家族から〝もういいじゃないか〟という声もあがったそうだ。

しかし、6月末に不屈の闘志で復帰を果たした。

「同学年の選手が6人いるんですよね。彼らが頑張っていることが励みになっている。それと、やっぱりまだ終わりたくないっていう気持ちですかね。辞めたら乗れないし」

佐々木と、森江信行(広島=49期)、谷尾佳昭(岡山=53期)、北沢勝弘(栃木=54期)、小林覚(神奈川=56期)、野崎修一(栃木=57期)の6人が現役最年長世代。





取材した久留米ミッドナイトの前検日には、森江(写真左)と談笑する場面も見ることができた。

「ベテランには厳しいレース形態になっているし、ギアもMAXが定められてごまかしもきかない。あと何年やれるかわからないけど、一戦一戦頑張っていきたいね」

最年長世代の誇りと、〝終わりたくない〟強い気持ちが競輪選手としての活力になっている。


【次回出走予定】
出走中~10月31日(久留米FⅡ)
11月4~6日(大宮FⅡ)

(情報局記者A)



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