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【10月27日更新】忘れずに次走で狙いたい！ 要注目選手ピックアップ【坂口晃輔】
「山椒は小粒でもぴりりと辛い」走りを体現している坂口晃輔（さかぐち・こうすけ＝35歳、三重・95期）。
1ｍ56cmの小兵レーサーは中部を代表するガッツマン。
闘志をむき出しにして先行選手をガード、目標がいなければ他のラインに競り込むこともある。
そんな坂口の調子が明らかに上向きだ。
GⅠ寛仁親王牌（弥彦）で存在感を示したのが3日目3Ｒ。
中部1人の構成で4番手確保からタテ脚を繰り出し、太田竜馬を捲って2着に入った。
「すんなりの中団だったので、番手の人を越えられれば面白いんじゃないかと思っていた。かぶるのも嫌だったので」
と、思惑通りにレースを運び、奥の手である飛び道具を繰り出した。
このレースにはある決意があった。
「近畿勢（稲垣裕之－村田雅一）と別と言った以上は、誰が見ても納得するレースをしたかった。あれができないんだったら、なんで近畿の後ろを回らないの？ と思われるので」
「僕は中部地区の追い込みの中でも上位の位置にいて、そんな僕が他のラインに甘えるレースをしていくと中部はどんどん弱くなっていく。そういった意味では今日の走りは良かった思う」
自分の立ち位置、今後の中部ラインのことを考えてレースができるのは頼もしい限り。
年齢的にも中部地区の“中間管理職”で、求められる役割をしっかり果たしている。
今後はホームバンクの四日市記念に向けてさらに調子を上げていくだろう。
責任感を背負って戦う、坂口の走りを追いかけてほしい。
【次回出走予定】
10月28～31日（京王閣GⅢ）
11月9～12日（四日市GⅢ）
（情報局記者A）
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