【10月3日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」【大井啓世】|DMM競輪

【10月3日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」【大井啓世】



最後まで諦めず泥臭く。

追い込みとして走る齋藤明(さいとう・あきら、56歳=北海道・61期)は、そんな信念を胸に戦っている。




どんな展開でも必死に踏み続け、とにかく執念を感じさせる。

今年でデビュー36年目。北海道登録のレーサーとしては上から3番目の年齢になった。


そんな齋藤に元気の源を聞くと「危機感だよ」と即答。
競輪選手として走り続けるために、クビにならないよう必死にペダルをこぎ続けている。

「今年の前半戦は松戸で落車して左鎖骨を骨折する大ケガ。点数も一気に下がった。こりゃヤバイと思って必死に練習していた。チャンスが来たときに練習していないとモノにできないからね」

「点数がないと本線で番組を組んでもらえないし厳しい。やっと点数が戻ってきたから2、3着が増えてきたよ」


どん欲に着を追い求める。勝つため、ラインのため、自分のために。
そのための努力は惜しまない。

「そりゃ若い頃と比べれば練習量はグッと減ったよ。なんたって年齢を重ねると疲れが取れないからね。マッサージに行ってもなかなか取れない。開催中の3日間が持たない」

「よく〝調子は日替わり〟なんて言葉を聞くだろうけど、まさにそれ。自分でも調子がつかみきれないから。急に良くなったりするしね」

61期と言えば神山雄一郎を筆頭に現役が16人。その同期の走りにも刺激をもらっているという。


しぶとさはチャレンジを走るベテラン選手の中でも屈指の存在。いつまでも元気に走り続ける。


【次回出走予定】
11月9~11日(取手FⅡ)

(情報局記者A)



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