【10月21日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ


苦戦が続いていた福田滉(ふくだ・ひろし、23歳=栃木、115期)に希望の光が見えてきた。




久留米競輪場で行われた熊本記念の3日目に、A級在籍での6月22日以来の1着。

吉武信太朗を猛然と突っ張って番手に入り、最後は一気の抜け出し。
最終日も前々に攻めるレースで見せ場を演出した。


前期のA級戦では優出ゼロ。
昨年終盤から苦しい戦いが続いていたが、熊本記念の後半2日間は別人のような動きと内容を見せてくれた。

「調子自体はずっと変わっていないんですけどね。3日目は突っ張ろうという気持ちが良かったのかも。最終日も前々に踏めた」

「以前よりも自力も脚自体は落ちていると思う。その分、自在性はアップしているかな」

「自力戦ではS級相手では敵わない。捲れないから、位置を取るか先手、先手へ行くしかないですね。この2日間は強い気持ちで走れたし、結果も出て気分的にも変わってきますね」

と、なにやら吹っ切れた様子で話してくれた。

まだ23歳になったばかり。
ちょっとしたことがきっかけで、すぐに好成績を並べていた頃の走りに近づけるだろう。


「練習は眞杉(匠)さんともときどき一緒に練習をやっています。それで自力に自信がなくなっているのもありますね。眞杉さんは強すぎるので…」

「これからもヨコの動きができるというのは見せておきたい。これにもっとタテ脚がついてくれれば。少しでも点数を上げられるように頑張ります」

身近に同世代のスターがいて練習環境は申し分ない。
戦法の引き出しが増えたことで、対戦相手にとっても嫌な選手になっているのは間違いないだろう。

眞杉らとの練習で全体的なレベルアップが図れれば楽しみだ。


【次回出走予定】
11月2~4日(小田原FⅠ)

(情報局記者A)



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