【10月13日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ【川口満宏】
A級1、2班戦の予選ロードでベテラン健在ぶりを見せているのが川口満宏(かわぐち・みつひろ、56歳=東京・58期)である。
近況は大垣→福井→富山と、3場所連続の予選1着通過。
若手の自力選手が主導となっている7車立てレースを、追い込み勝負一本で見事に戦い抜いている。
「前期は(1月の大垣から4月の西武園まで)8場所連続で予選1着通過だった。チャンスをモノにできるだけの脚は常に用意しているつもりだし、あとは展開だけですね」
先日の富山では準決勝2着で、7月の函館以来となる決勝進出を果たした。
「準決勝の3着で乗れないパターンがけっこう多い。その辺の小さなツキには昔から見放されているけど、大きなくくりで見れば自分は恵まれている方だと思っている」
「FⅠ戦に行けば、S級時代の顔見知りたちがよく話しかけてくれるし褒めたりしてくれる。刺激になりますね。簡単なことではないけれど、またS級パンツを履いて、その人たちと一緒に走りたいなって思っています」
さすがは58期の卒業記念レースチャンピオン。
自身も周囲も、まだまだS級イメージが消えていないということだ。
それを裏付けるかのように、富山決勝のレースでは厳しい展開ながら、執念の追い込みで2着に食い込んだ。
今後決勝進出の数が増えてくれば自ずと競走得点は上がり、現実味も出てくるだろう。
的確な判断力と衰え知らずの切れ味を武器に、S級復帰を目指す東京の重鎮・川口の走りから目が離せない。
【次回出走予定】
10月20~22日(松戸FⅡ)
(情報局記者A)
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