【10月5日更新】プロたる誇りは道具にも! 選手に聞く「こだわりの逸品」
車体に刻まれた「CELERY」の文字。
英語でセロリを意味する。
そんな世界で唯一と言っていい、自転車に跨るのが「セロリちゃん」の愛称を持つ藤巻絵里佳(ふじまき・えりか、福島=110期)。
まず、そもそもなぜ「セロリちゃん」なのか。
「競輪学校(現:競輪選手養成所)時代、同部屋のみんな凄く仲が良かったんです。その中の1人の恵理さん(※佐々木恵理、愛知=110期・写真左)に〝パセリ〟というあだ名の人から手紙が来たんです。みんなでかわいいとなって、自分のあだ名は何がいいかみたいな話になったんです」
「そこで〝セロリが良い!〟って。出身の会津には鱈とセロリを使った郷土料理があって、すごくセロリが好きだったので、名前としてもかわいいなと思って言ったんです。そこから定着しました」
そんなほっこりした同期のエピソードがあったとは。
では、自転車もやはり自分からだったのか聞くと…
「いや、自転車は違うんです。本当は違う色の予定だったんですけど、ブリヂストンの人が私がセロリ好きだっていうのを知っていて、完成したらこれでした(笑)」
メーカーのご好意(?)で乗ることになった愛車。
ピンクの車体に緑の文字で「CELERY」。一瞬で誰が乗っているかわかる強烈な印象だ。
しかし「今年でもう、乗り納めになると思うんです…」とお別れの時が近いそう。
セロリ号。ぜひ今のうちに目に焼き付けておきたい。
【次回出走予定】10月21~23日(松戸FⅡ)
(情報局記者A)
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