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【10月3日更新】ここぞで光る熟練技！ 今なお活躍を続ける「永久選手」【大井啓世】
大井啓世（おおい・ひろとし、58歳＝奈良・58期）が、戦友の存在を力に戦い続けている。
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「ここ最近は周りのトルクが上がって厳しい…。自分もヒザが悪くて…。今は1年間ずっとは走れない。どうしてもいい時と比べてしまい、もどかしいよ」
04年に日本選手権で決勝に乗るなど、特別競輪で活躍した大レーサーだが、周りの進化と58歳を迎えた自身の体に限界を感じている。
「実は、46歳の時に引退しようと思った。S1から一気にA1まで落ちて…。そしたら、同い年の中澤孝之に〝もう少し、1場所走ってみてから考えましょ〟と言ってもらえて頑張れた。あれがなかったら今は走っていないかもしれない」
と、仲間に助けられた思い出を教えてくれた。
同世代が力になっているのは今も同じだという。
「同期の千葉の宮倉さんも凄い。1つ歳は上で、本当に尊敬する。僕も諦めたらあかん。もう少しだけ頑張ってみるよ」
デビューから37年経っても、いや経ったからこそ強い同期の絆が、大井の背中を押している。
【次回出走予定】
10月14～16日（前橋FⅡ）
（情報局記者A）
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