【9月29日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ【高橋広大】
高橋広大(たかはし・こうだい、36歳=埼玉・99期)が〝全盛期〟の走りを取り戻した。
その全盛期は「競輪学校(現養成所)時代です」と照れ笑い。
だが、郡司浩平、和田真久留、小松崎大地らがいる99期で有望株だったのは事実。
先行回数、最終B回数でトップを誇っていたからだ。
競走訓練で先行回数が多い選手はのちに大成しているケースが多く、高橋も期待を集めていた1人だった。
好感触を取り戻したのは21~23日の弥彦S級ナイター。
高橋はS級で自身初となるピンピンで勝ち上がり、S級初決勝を決めた。
準決勝の走りは圧巻。中嶋宣成の番手を回ったが、田尾駿介に飛び付かれてしまった。
8点近くも競走得点で上回る格上レーサーに競られれば普通はジ・エンド。
だが、高橋はアウトで競り勝ち、ラストは逃げた中嶋を差し切る見事な走りを見せた。
「自分でもスゲーと思った」
と振り返る会心の立ち回りだ。そこでこう話した。
「セッティングと(乗車時の)意識の仕方を教わり、自分が一番調子が良かった頃の乗り方を思い出した。あの感覚が戻ればやれる。だいぶ近い」
今は追い込みだが「タテ脚が大事」と言う。
現代競輪はタテへ踏む脚がないと、追走だけでなく競りやさばきにも対応できない。
ガンガン先行していた若い頃の感覚と気持ちを取り戻した高橋。
「10月の京王閣記念で平原(康多)さんの後ろを回りたい」
と、モチベーションも高まっている。車券で狙い続けたい。
【次回出走予定】
10月10~12日(富山FⅠ)
10月28日~31日(京王閣GⅢ)
(情報局記者A)
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