【9月9日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ
誰もが完全復活を待ち望んでいる。
その期待に応えるべく、現在必死にもがき苦しんでいるのが柴崎淳(しばさき・あつし、35歳・三重=91期)だ。
ご存じの通り、19年9月のGⅡ共同通信社杯(伊東温泉)での落車で腰椎骨折の大けが。
脅威の回復力で3カ月後の平塚で戦線復帰を果たし、その2カ月後には小倉で完全V。
6カ月後には福井協賛GⅢで優勝。
直近では7月末の松阪スポニチ賞を制すなど、はたから見れば順調な回復ぶり。
しかし練習の強度を上げるたびに腰への負担も増す。
実際は快方→再発→快方→再発の繰り返しだった。
「あの落車(伊東)の前の体にはもう戻らないと思っています。実際、いままでのフレームでは窮屈で体が沈み込まない。だから踏み出しは良くても、最終バックからの伸びがない」
「昨年のうちにいまの体に合わせた大きめサイズの新車を頼んだけど、まだ届いてなくて…」
3年前、GⅠタイトルに最も近いと言われていた男のしなやかで強靱な身体はもう存在しない。
完治しない腰痛とは今後もうまく付き合っていくしかないだろう。
ただ天性のダッシュ力とレースセンスは今もなお健在。
現在の身体に合わせた新車が届けば、状況は間違いなく好転するはずだ。
サイズは変わってもメーカーとカラーは同じ。見た目では分からないだろう。
頼みの綱は前検日のコメント。
もし「新車」というキーワードが出れば、それは柴崎淳「第2章」の始まりを意味する。
いつ届くかは未定だが、頭の片隅に入れてその時を待っていてほしい。
【次回出走予定】
9月11日~13日(松山FⅠ)
(情報局記者A)
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