【7月26日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」|DMM競輪

【7月26日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」



マーク屋としてGⅡファイナルの実績もある渡辺航平(わたなべ・こうへい、44歳・東京=79期)は、ニュースタイルを模索しながら精進を重ねる。




「今年で選手生活25年。いろいろと考えることがあった。(福井から東京へ移籍して)関東ラインになり新鮮でもあるからね」

「今は7車立ての競輪を覚えないといけないし、ちょっと前ならギアだったり、道具だったり。その時代、時代で競輪は違うし変化している。それに順応しないといけないから何十年走っても競輪は楽しい。改めてそう思う」


ファッションのように競輪にも〝流行〟がある。

かつては大ギアが主流の時もあり、シューズやフレームなど、トップ選手がこぞって使い始めてブームになることも。常に進化し続ける選手たちが時代を引っ張ってきた。

「神山雄一郎さんを見ててもわかるが、向上心を持たないとダメなんです。どうしても年齢と共に脚力は落ちていくが、それをしっかりカバーできるのが競輪。佐藤慎太郎さんはしっかり対応しているし、同期の諸橋愛もそう」

「(築き上げた地位から)落ちるのは簡単なんです。どう食い下がるか。時代に順応していくのが僕の最近のテーマ。常に競輪のルールは変わっているが、基本は脚。それは変わらない」

「山崎芳仁君や平原康多君と話していると、彼らは先入観を持たず常に進化しようとしている。だから話していて楽しいんです。そんな彼らを見習いたい」


強くなりたい――。
その一心でチャレンジする精神が大事。成長することを諦めたら弱くなる。

ペダルを踏まないと前へ進まない自転車のように、前だけを見つめてトライ&エラーを繰り返す。

「過去のことや昔の栄光などを振り返ってばかりじゃダメ。今カッコいい奴がカッコいいんですから」

東京へ移籍して第2の競輪人生を歩み出した渡辺。必ず、もうひと花咲かせてみせる。


【次回出走予定】
8月2~4日(富山FⅠ)

(情報局記者A)



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