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【5月17日更新】ここぞで光る熟練技！ 今なお活躍を続ける「永久選手」【岡部芳幸】
「なんとか今期中（6月まで）に500勝をしたい」
こう話すのが00年のダービー覇者・岡部芳幸（おかべ・よしゆき、52歳＝福島・66期）だ。
取材した4月の久留米GⅢ最終日に白星を挙げ、これが通算498勝目。節目のメモリアル星へ残り2勝とした。
昨年は1年間A級暮らしで、7月からもA級に降格してしまう。
今期中に、というのはS級の間に、ということだろう。
「時代が変わって、レース形態も、養成所の練習の仕方も変わっている。それに適応するので精いっぱい。たまにかみ合ってヒットする時もあるんだけどね」
498勝目を挙げた4月30日、宇都宮競輪場で息子の岡部伶音（おかべ・れお、24歳＝福島・123期）がルーキーシリーズでデビュー。
伶音もその日に白星を挙げ、親子そろって同日白星となった。
「息子の存在もいいモチベーションになっている。もう52歳。特に対策とかはないけど、力勝負では及ばないから、読みとか走りで相手の弱みにつけ込んで戦っていくしかない」
「調子や脚力の方も、上積みするのはなかなかできない。上積みできたらいいなくらいの気持ちで、最低でも現状維持を目指している。今でも毎レース収穫が得られるし、今でも緊張感がある。それがなくなったら（引退の）考え時かな」
長男よりも先に競輪選手を志した次男坊も選手を目指して奮闘中だ。
まだまだ老け込むわけにはいかない。
今や福島支部最年長になった岡部が、ひとまず500勝達成を目指して戦う。
【次回出走予定】
5月23～25日（函館FⅠ）
（情報局記者A）
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