【4月18日更新】プロたる誇りは道具にも! 選手に聞く「こだわりの逸品」【木暮安由】
09年7月からずっとS級1班の座を守り続けている木暮安由(きぐれ・やすよし、38歳=群馬・92期)。
「こだわりは強い方」と話す木暮が特にこだわっているのがレーサーシューズだ。
「5年くらい前だったかな、BONT(ボント)っていうカーボン製のシューズが選手間で流行ったんです。僕も試しに履いてみたら凄く良かった。点数もちょっと上がりましたね、当時は」
「そこからは、ほぼずっとBONT。レーサーシューズでペダリングが変わるので。壊れたり疲弊すると、同じ形のものを買い直します。不調の時とか、違うシューズを試したりもしたけど、やっぱりすぐにBONTに戻りますね」
たしかに、数年前にBONTが流行ったのを覚えている。
レースで必ず使う道具なので、合う合わないが成績に直結する大事なシューズ。
木暮にとって、BONTの良さは何なのか。
「BONTは踏み込みに力が入る。その分、回転は綺麗に出づらいかな。僕はこっちの方がいいと思って使ってます。まぁ人それぞれでしょうね。頻繁に換える人もいるし、僕みたいにずっとこだわって履いている人もいますから」
185センチの長身と、BONTが織りなすパワーを武器にビッグレースでも活躍してきた。
今後、新たな流行のシューズが現れたらどうするのか。
「試すは試すと思う。でも、基本的に最後はBONTを履いていると思いますよ」
ちょっぴり浮気することもあるが、最終的にはBONT愛を貫いてこれからもペダルを踏み続ける。
【次走出走予定】
4月22~25日(武雄GⅢ)
(情報局記者A)
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