【4月11日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」【相樂修】|DMM競輪

【4月11日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」【相樂修】



競輪界にはさまざまな二刀流レーサーがいる。
ナショナルチームに在籍して自転車競技と競輪の二刀流もいれば、競輪と他競技のパターンもある。




今回紹介する千葉のベテラン・相樂修(さがら・おさむ、49歳=千葉・78期)は、松戸の開催指導員と競輪選手の二足のわらじを履いている。

開催指導員とは各競輪場に1人在籍し、ざっくり説明するとJKA、施行者、選手の間に入って開催が円滑に進むように気を配る役目だ。
レースを終えた選手が審判の判定に不満を持ったときなど、橋渡し的な役割をする。


相樂は指導員となり、7月で10年目になる〝ベテラン〟だ。

「松戸は木幡美紀夫さん(千葉・39期引退)が15年間、専従で6年間やっていた。木幡さんに〝お前ならできる〟と勧められ、そのひと押しがあって務めることになったんです」

指導員は当該競輪場のレースに出走することができない。
つまり地元の松戸を走れない。さまざまな制約の中で奮闘する縁の下の力持ちである。

「同期の竹田和幸(岐阜・78期)も2年間、指導員をやっていたが〝何のために選手をやってるんですか?〟と言われたことがある。でも誰かがやらなきゃいけない仕事ですから」

「選手から感謝されることもある。ファンの目に見えない特殊なことだけど、面白い立場だと思う。目立つ仕事ではないけど、自分は面白さに変えて楽しめばいいと思って務めています」





気苦労も当然多いそうで

「審判の判定に対しての説明で、選手にあの説明の仕方で良かったかな? と考えて、眠れない日もあった」

と振り返る。
それでも強い責任感を持って任務を全うする。

もちろん現役レーサーとして

「指導員をやって弱くなったと言われたくない」

という気持ちを持ち続けている。

「指導員をやっている以上、競走は手を抜けない。今後も一生懸命に頑張ります」

と力強く語った。


【次回出走予定】
4月15~17日(京王閣FⅠ)
4月23~25日(宇都宮FⅡ)

(情報局記者A)



1949年創刊のスポーツニッポン新聞社が長年の競輪報道を通じ培ったノウハウと人脈を生かした情報で人気のスポーツ紙唯一の競輪専門サイト。最新ニュース配信、ミッドナイト詳細予想、ガールズケイリン、お得なキャンペーンなど無料で見られる情報が満載。

この記事をシェアする

FacebookTwitterLINEはてなブックマーク