【2月6日更新】試練を乗り越えろ! 不屈の闘志で戦い続ける「カムバック選手」【松岡晋乃介】
頭部打撲、脳挫傷、硬膜下血腫、クモ膜下出血…。
一時は再起不能とまで言われた大ケガを乗り越えて、現在開催中の豊橋FⅠ戦で復帰戦を果たしたのは松岡晋乃介(まつおか・しんのすけ、27歳=岐阜・109期)だ。
昨年10月23日、和歌山FⅠのS級予選11Rで2着通過を果たしながらも、ゴール後の落車で頭部を強打。
そのまま長期欠場を余儀なくされた。
「救急車の中の記憶しか残ってない。医者にはもう選手として戻るのは無理だと言われました」
2週間の入院と1ヶ月間の安静…。11月は何もできなかったという。
「12月に入ってからは、歩くことからリハビリを始めました。練習らしい練習を再開できたのは今年に入ってから」
幸い、その回復力はすさまじく、1月中旬にはバンクでもモガけるようにまで復調。
「直近4ヶ月の競走得点を消したくなかったので、本当は1月22日からの松阪で復帰したかったけど、今度は流行病にかかってしまって…」
タイミングを逃しての復帰戦は、不本意にも0点からのスタートに。それでも
「戻ってくることができて、本当に良かった」
との言葉は、心からのものだろう。
当面の課題はレース勘。だがS級でも勝ち負けできた脚力は、そこまで急激には落ちていない。
A級戦なら勝負になるはずだ。
復帰戦の豊橋では決勝進出。もちろん次節以降の走りにも期待したくなる。
失っていた時間を取り戻せ!
【次回出走予定】
出走中~2月7日(豊橋FⅠ)
2月16~18日(川崎FⅡ)
(情報局記者A)
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