【7月1日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ|DMM競輪

【7月1日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ


スケールの大きな走りが魅力の上杉嘉槻(うえすぎ・よしき、24歳=福井・119期)。




セールスポイントは将来を見据えてとにかく逃げにこだわるところだろう。

「最近は警戒されて逃がしてもらえなくなったんです」

そう言いながらも決まり手の多くは〝逃げ〟が占める本格先行タイプ。
強引にでも叩いて主導権を奪い返す姿勢は好感が持てる。


119期でも素質が高い一人として注目を集めていた。
S級特進に王手をかけたこともあるが、あと一歩届かず。

前期も準優勝が多いが、本人は

「レースの内容はいいと思う」

と納得しており、今は脚力をアップさせる時期と割り切っている。


そう考えるのは練習を共にする日本一のレーサー・脇本雄太の存在が大きい。
脇本もデビュー時からトントン拍子にスターへの階段を上がったわけではない。地道に先行してキャリアを積み重ねた。

その脇本がナショナルチームを離れ、故郷の福井で練習を再開。上杉は一緒に汗を流している。

「脇本さんとの練習はとにかくハード。一番キツいのは体幹トレーニング。地味だけど大事なことですから」

ナショナルチームで培った練習方法を学びながら切磋琢磨(せっさたくま)している。


上杉は語り口が脇本雄太にそっくり。乗車フォームもよく似ている。

「周囲にもよく言われます。乗り方が似ているとも言われるけど、意識はしてないんです」

「でも今作っているフレームは脇本さんの完コピ。脇本さんに許可をもらったので、全く同じサイズにします。さらに似てくるかもしれませんね」


秘めるポテンシャルから将来性は抜群。スターダムを駆け上がる環境も整っている。
後期もA級暮らしだが、いつ特進してもおかしくない逸材。

〝脇本雄太2世〟と呼ばれる日はきっと近いはずだ。


【次回出走予定】
7月8~10日(富山FⅠ)

(情報局記者A)



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