【4月5日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」
55歳の大ベテラン小川巧(おがわ・たくみ、岡山=57期)が元気いっぱいだ。
目標にしっかり食い下がり、前が不発なら突っ込んでくる闘志も衰えていない。
「自分ではそんなに頑張っているつもりはないんだけどね。僕は競輪をするのが好き。競走するのが楽しいんです。苦しいこともあるけれど競走するのが好きだから」
ライバルたちとのバンクでの戦いが、闘志をいつまでもかき立てる。
「本当は9車立てを走りたいけど、A級はもうずっと7車立てだろうね」
「7車と9車では全然違うラインが3人いれば番手の仕事ができるけど、2車だと真後ろに敵がいて難しくなる。競輪にはそれぞれ役割分担があるからね」
同期の活躍も力の源になっていると言い
「西川親幸(にしかわ・ちかゆき、熊本)さんがまだバリバリのS級だから。若い頃から負けず嫌いだった」
とライバル心を燃やす。
また、年齢を重ねても「ほぼ休みなしで毎日練習している」と小川。
「レースの翌日はちょっと休むことがあるけど、基本的に毎日練習。年齢を重ねたら毎日乗った方がいいんです。若い頃のように疲れなくなったしね」
と、日々のルーティンを崩さないのがこの世界を長生きする秘けつだと言う。
「一戦一戦、目の前の戦いを頑張るだけ。目標はそんなに立てないけど、今期はS級点を確保したい。現状は届いていないし、もうちょっと頑張りたい」
再びS級へ復帰するのが当面の目標。9車立てでいぶし銀の輝きを放つ姿が見たい。
【次回出走予定】
4月9~11日(別府FⅠ)
(情報局記者A)
1949年創刊のスポーツニッポン新聞社が長年の競輪報道を通じ培ったノウハウと人脈を生かした情報で人気のスポーツ紙唯一の競輪専門サイト。最新ニュース配信、ミッドナイト詳細予想、ガールズケイリン、お得なキャンペーンなど無料で見られる情報が満載。