車を買いました



「俺の青春は終わった」と感じた瞬間はありますか?
 
 
ぼくは“いま”です。
 
 
ごくごく最近、青春は終わったと思う出来事があり、なんなら現在進行形で感じています。
 
 
 
 
 
実は最近、車を乗り換えました。
 
 
 


 
 
 
あら、いい車!
 
 
トヨタ ヴェルファイアです。
 
 
ミニバンです。
 
 
多分、ある程度、ぼくのことを知ってくださっている読者の方々は「えっ?お前がミニバン?何があったんだ?」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
というのも、ぼくの車に対する趣味嗜好は結構偏っています。
 
 
以前、ぼくが過去に乗り継いできた車をまとめた記事を書いたので、読んでいない方がおられたらぜひ先に読んでみてください。
 
 
 
【愛車遍歴】
 
 
 
うーん、全体的に車高が低い。
 
 
そうなんです。
 
 
田村風起くんは、速い!カッコイイスポーツカーが大好きな、典型的な車好き男の子なのです。
 
 
乗り継いだ車は記事の通り色々あるのですが、メインカーとして最初に選んだのはトヨタ スープラでした。
 
 
 


 
 
 
しかしながら、古い車は経年で壊れる箇所が出てくるし、あと競輪選手としてもう少し荷物は積みたい!という事で、乗り換え。
 
 
直前までスバル レヴォーグに乗っていました。
 
 
 


 
 
 
当ブログが開設した頃にはこのレヴォーグに乗っていたと思うので、Twitter(現 X)の超古参フォロワー様以外は、ぼくはこの車に乗っているイメージが強いと思います。
 
 
速い! カッコイイ! の要素を持ちつつ、ステーションワゴンなので荷物も積める凄いヤツ。
 
 
ま、スポーツカーではありませんが、荷物のために妥協した中では限りなくスポーティな部類です。
 
 
この車で全国を旅して、色んな思い出を紡ぎました。
 
 
 
レヴォーグくんと過ごしたのは7年間。
 
 
その間、ほとんど文句が出ない、本当に素晴らしい車でした。
 
 
スポーツカー然とした見た目。
 
 
300馬力のエンジンは、踏めば速い。
 
 
アイサイト搭載で、安全装備も充実。
 
 
クルーズコントロールで、高速道路はほとんど自動運転。
 
 
うーん素晴らしい。
 
 
いいエンジンで運転を楽しみたいけど、長距離運転は楽したいという、とんでもないワガママを叶えてくれる1台ですよ。
 
エンジンはFA20DIT。
 
 
下のトルクが弱い感は否めないですが、直噴ターボエンジンから繰り出されるパワーは暴力的とも言えます。
 
 
エコというエゴに侵食された現代社会、今後こんなエンジンは出ないだろうなぁ…。
 
 
しかしながら「ほとんど」不満が出ないということは、ない訳ではないのです。
 
 
田村風起くん、過去に乗り継いだ車すべてに共通する、ある唯一の不満を持っていました。
 
 
 
 
 
それは車高が低いことです。
 
 
 
 
 
ええっ! お前、好きでスポーツカーに乗っててそんな不満持ってんの? ダッッッッサ!(笑)
 
 
ってなもんです。
 
 
自分でも思います。
 
 
まあ、ぼくの車高なんて、低車高界隈ではまったく低くないですよ。
 
 
車検も通るし。
 
 
まぁ、そういうのは一旦置いておくと、世間一般で言えばこのレヴォーグですら車高が低い部類の車な訳です。
 
 
車高の低さは知能の低さ、という言葉があります。
 
 
車の車高(最低地上高)が低いと、駐車場の車止めには引っかかるし。
 
 
コンビニの出入口の傾斜でいちいちバンパーを擦るし…。
 
 
まあ、ぼくは長らく車高の低い車に乗っていて慣れたモンなので、引っかかる車止めや、擦りそうな傾斜はだいたい分かる。
 
 
そういうのは先に“読んで”上手いこと回避してこそ、真のスポーツカー乗りだぜ。
 
 
速い車には、そういった「不便」を上回るカッコ良さがあるんだ。
 
 
 
…そう思っていたぼくに、悲劇が起こります。
 
 
 


 
 
 
なんと、バンパーが取れました。
 
 
一見すごい大事故みたいに見えますが、全然大したことありません。
 
 
車高が低い車に乗っていると「絶対に底を擦らないといけない場面」があって、いかに上手に底を擦るか(最低限の接地で突破するか)という技術が必要になります。
 
 
この時は少し傾斜があるところを突破しつつ車をバックさせる場面でした。
 
 
いつも通り、軽い接地、なんならノータッチで突破できる感じでした。
 
 
しかーし!
 
 
なんと、地面に目視ではほとんどみえないような突起があったようで、そこに気持ちいいほどバンパーが引っかかったんです。
 
 
そしたらね、バンパーが取れました(200文字ぶり2度目)。
 
 
バンパーが取れました…(もうええて)。
 
 
 
 
 
なんとこのバンパー事件、修理費が120万円かかりました。
 
 
正直「嘘やん」と思う価格設定なのですが、嘘じゃないそうです。
 
 
いまどきの車は歩行者保護の観点からバンパー周辺の部品が外れやすくなっており(ぶつかった時クッションになるらしい)、バンパーが取れただけなのに色んなケーブルやら関連部品が吹き飛び、ぶっ壊れ、部品代だけで90万近くかかったそうです。
 
 
その時、ぼくの脳裏にとんでもない言葉が浮かんでしまいました。
 
 
 
「車高が低い車に乗ってる奴ってアホなんか?」
 
 
 
…やっと気付きました。
 
 
もう笑ってやってください。
 
 
なんかね、このバンパー事件以降、「あー普通の車高の車だったらこんな段差気にせず真っ直ぐ突っ込めるんだろうなぁ」とか、そんな事を思うようになってしまいましてね。
 
 
多分、この心境の変化が、「青春が終わった」瞬間です。
 
 
ぼくはもう、不便を押してでもカッコイイ!を取りたいというワンパクな心を失っていたんだ…。
 
 
ただ、それが理由で車を乗り換えた…という訳ではないですよ。
 
 
レヴォーグくんも、2025年1月時点でもう7年目。
 
 
走行距離は14万キロ弱。
 
 
車は経費として税金対策に使えますが、減価償却5年なのでもうレヴォーグくんは税金対策には使えません。
 
 
乗り潰すくらいのつもりでいたけど、本当に潰れてしまっては元も子もないですし。
 
 
15万キロを目処に次の車を考えようかな〜とは前々から思っていたんです。
 
 
まあ、先程はなんか低車高だとか青春だとか、アンニュイな感じで語りましたが、そんな色々は全く関係なく、あくまで積極的な車趣味として、次に乗る車はアウトドア映えしそうなオフロードカーが欲しいな、と思っていたんです。
 
 
ほら、ぼくって、子供の頃は野外活動クラブに入っていたくらい、根っからのアウトドア少年ですから。
 
 
キャンプも行くしね。
 
 
むしろワンパクなチョイスかもしれませんね。←しらんがな
 
 
そんなこんなで、狙っていたのはトヨタ ランドクルーザー250。
 
 
買いに行こうとトヨタに突撃!
 
 
 
「すいませーん!ランクルください!」
 
 
 
返ってきたお返事は「ないです」でした。
 
 
 
 
 
昨今の新車事情に少しでも触れている方はご存知でしょうが、いまトヨタの新車って全然売ってないんです。
 
 
売るとしても、お得意様に回ってしまうだとか、抽選販売だとか…殿様商売のようなやり口ですが、部品の供給が追いついていなかったり、工場が止まってしまっていたり、大人の事情が色々とあるようです。
 
 
まあぼくもそういう事情は知っていましたよ。
 
 
でも、何年待ちとかそんな感じになるかも知れんけど、予約注文自体はできるもんだと思っていたんです。
 
 
でも、それすらできないんですって(笑)。
 
 
 
なにせ営業さんも
 
「営業として車を売りたいんですけど、肝心の売る車がなくて…どう仕事しろっていうんですかね(笑)」
 
と投げやりな感じ。
 
 
 
笑っとる場合ちゃうぞ(笑)。
 
 
そんな中、ぼくはすでにトヨタのお得意様である競輪選手の先輩の紹介でお店に行ったので、営業さんが
 
「あ、ヴェルファイアのハイブリッドだったら回せるかも」
 
と、なんとかすんなり買える車をひねり出してくださいました。
 
 
さすがネッツトヨタ。
 
 
スポーツカー乗りはミニバンに対する偏見が強いです。
 
 
ぼくも例に漏れず「ミニバンはやだなぁ…」と思っていたし、そもそも欲しかったのはランクル。
 
 
全然違うじゃん!
 
 
なんてグチグチ言いつつも、このご時世にトヨタの人気車種の新車を抽選なしで購入できるのは、なかなかない事です。
 
 
ある意味、運命(さだめ)なのかもなぁ。
 
 
と、もうなんか色々折れましたね。
 
 
もう、30歳の節目を迎えてこだわりも失うフェーズに入ってしまったのかもしれません。
 
 
キモオタがオタの要素を失ったら残るのはキモだぜ…。
 
 
って事で、冒頭のヴェルファイアを購入した次第です。
 
 
ま、折れて買ったにしてはいい車すぎるし、間違いなく快適だろうし、なにより自転車が完成車で積めるしな。
 
 
ミニバンは競輪選手としては最適解だよ。
 
 
…モテそうだしな…!👈これ重要!
 
 
って事で、これからはこのヴェルファイアくんと思い出を紡いでいこうと思います。
 
 
 


 
 
 
よろしくな!新たな相棒!
 
 
 
 
 
では、また次回〜!
 
 

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1995年3月30日生まれ。滋賀県出身。 日本競輪選手会 奈良支部所属107期の競輪選手。現在はA級2班。同期には新山響平、山岸佳太、簗田一輝など。 ……以上はすべて仮初めの姿であり、本業は某アイドルのプロデューサーであるともっぱらの噂。 ドール、カメラ、声優など、さまざまな「沼」に足を踏み入れている。

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