【7月16日更新】ここぞで光る熟練技!今なお活躍を続ける「永久選手」【上田学】
長らくS級に居続けられる選手は桁違いに凄いと思うが、50歳を過ぎてA級からS級に上がる選手も凄い。
6月1日に53歳になった上田学(うえだ まなぶ・愛媛=69期)は7月から、昨年前期以来のS級復帰を果たした。
「自分は精いっぱい背伸びしてるだけですよ。渡部哲男とか、練習グループのみんなが引っ張ってくれている。若い選手も増えてきているし、いい環境でやらせてもらってます。一緒に練習してる横内(裕人)も初めてS級に上がったので。本当に弱い頃から知ってるから感慨深いですね。横内が取れるなら俺もS級で頑張らなきゃって思えますよ(笑い)」
恵まれた練習環境での相乗効果が表れている。
ただ、上田の奮闘を支えているのはそれだけではない。
「選手を目指している弟子がいるんですよ。サッカー出身でね。高校卒業から目指してて。その子が今年で受験5回目のラストチャンス。頑張ってるからなんとか選手にならせてあげたい。弟子が受かるまではS級でいようと、それをモチベーションに自分も頑張ってきましたね」
8月には地元GⅢの出場も決まった。
モチベーションは高まるばかりだろう。
「昔は海でジェットに乗ったり、スキーに行ったり、車を走らせたり。いろいろとやったけど、今はちょっとでも体を休めないとね。練習後は温泉に行ったり、飲みに行ったりおいしいご飯を食べたり。そういう生活になってますね。選手になってからは今が一番まじめかもしれない(笑い)。まだまだ上で頑張っている先輩たちもいるので、頑張っていきたいですね」
最後のチャンスで選手を目指す愛弟子とともに、まだまだ健在ぶりをアピールする。
【次回出走予定】
7月25日(玉野FI)
(情報局記者H)
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