【7月12日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ【楠本政明選手&高橋海月選手】
「3期目」の逆襲が始まった。
昨年デビューした123期。
その中でも苦戦続きだった楠本政明(くすもと まさあき・28歳=福岡 写真右)と高橋海月(たかはし みづき・23歳=青森. 写真左)が見違えるほどパワーアップしている。
楠本はデビュー直後の落車が低迷の原因。
昨年5月の松戸ルーキーシリーズの転倒で左大腿骨脱臼骨折。
「医者に48時間以内に手術をしないと人工関節になるかもしれないと言われた」
と語るほどだった。
昨年10月に復帰したが、直後は全くと言っていいほどレースにならなかった。
それが春先から明らかに復調気配。
「痛みがなくなり練習ができるようになったのが大きい」
と本来追い求めていた先行の走りができるようになった。
6月四日市で初のチャレンジ決勝に進出すると、その直後の弥彦では完全優勝。
完全復活のノロシを上げた。
高橋は養成所を卒業してから左膝を痛め手術に踏み切った。
本格デビューが遅れ、デビュー後は惨敗続き。
線が細いタイプでパワーがないため、左膝をかばうとレースにならなかった。
それがようやく復調の兆し。
「今はしっかり練習ができている」
と話すように、先行して風を切る形ができている。
2人は「3期目ですから。今期が勝負」と口をそろえる。
昨年後期、今年前期の成績不振で、今期(7月~12月)の成績次第では「強制引退」となってしまう。
だが今の2人には確かな光が見えている。
ケガを言い訳にしたくない。
その一心で自転車と向き合っている。
崖っぷちからの踏ん張りを期待したい。
【次回出走予定】
楠本政明=7月18日(高松FII)
高橋海月=7月25日(高知FII)
(情報局記者X)
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