競輪選手と切っても切り離せないもの
皆さん、虎んにちわ!
最近、成績がボロボロでへこんでる僕ですが、これから調子を上げていくので見ていてください!
調子が悪いとか良いとかといえば、健康もそうですよね。
競輪界ではこの時期(1月〜3月)になると、選手全員に必ず健康診断があります。僕自身も最近行って来ましたが、今年もなんとか何事もなく終わりました!
この年になるとあちこち痛かったり、健康面で不安なことが多くなってきたのでとりあえず良かったです。
今年も元気にやったるでぇい〜!!
元気といえば最近、弟子達と大食いに挑戦してきたのでその写真も載せときます。
(1500グラムのステーキ)
このステーキを弟子5人が挑んだんですが、全員成功とはなりませんでした。ところが、なんと2人も完食したんです(凄かった!)。
(勝者の2人)
(敗者の3人)
ちなみにこの後、弟子の1人は猛烈にお腹をくだしたらしいので、皆さんはくれぐれも無理せずに適正な量でお召し上がり下さい。
と、前フリが長くなってしまいましたが、祝30回目の今回は競輪選手の健康(ケガ)について書いていきたいと思います。
やっぱり体が資本の競輪選手は健康には特に気を遣います。
風邪はもちろんですが、インフルエンザは特に大変なのですごく意識して気をつけています(開催中にインフルエンザになると強制的に帰らされる)。
気をつけていても病気にはなってしまうんですが、もっと大変なのはレース中の落車によるケガです。
練習中にもたまに落車やトレーニングによるケガ(肉離れ、ギックリ腰など)もありますが、レース中の落車では大怪我することもあります。
選手である自分自身が言うのも何ですが、競輪選手のみんなはその恐怖とも闘いながら走っているので凄いと思います。僕は経験上、落車したレースの次の開催なんかは恐怖心からいつも通りに走れないときもありました。
(昔、転んで骨折して親指のところを針金で固定した時のレントゲン写真)
僕なんかはそれでも軽いケガで済んでいる方です。
骨盤骨折や大腿骨骨折などの大怪我をして半年以上レースを休む人がいたり、残念ながら半身付随になった人や亡くなった人もいます。
なので、僕自身レースを走るときは勝つことはもちろん大事ですが、一緒にレースを走る以上はケガをしないこと、それよりもケガをさせないことを心がけています。
それが何と言われようと大事なことだと思っています。
しかし、勝負の中でみんなが一生懸命に走る結果として、落車してしまうこともたくさんあります。車券の面でお客さんには多大なご迷惑をおかけしていると思います。
しかしながら落車したくて、落車させたくて走っている人は誰一人としていません!
ケガの恐怖の中を、勝利のために一生懸命走った結果だということをご理解いただけたら幸いです。
僕の尊敬する選手は大怪我から復帰して復活した人がほとんどです。
そんな競輪選手を僕は心底尊敬しています!
皆さんもレース中に落車があってもどうか競輪を、競輪選手を嫌いにならずに愛していただけたらとても嬉しいです。
ちなみに玉野ナイターに2月23日から3日間走ります。ここらで俺も落車せずにそろそろ良い結果を出したいと思いますので、応援よろしくお願いします!
やったるでぇい〜!!
(ちなみにステーキを一番残したヘタレの奥出と一緒の参加です。ついでに奥出の応援もよろしくお願いします・笑)
1978年1月25生まれ。競輪選手。80期。A級1班。石川県内灘町出身。高校時代にはインターハイ・国体入賞(自転車)、高校総体4000m団体追抜4位に入賞。ニックネームは「内灘の虎」。競輪選手の坂上忠克(71期)は実兄。2009年に実施されたananとJKAのコラボレーション企画「09'KEIRINイケメングランプリ」では、準グランプリを受賞。