石川の若手はみんな坂上一門!?

どうも、みなさんんにちわ!
前回はベテラン選手を紹介させてもらったので、やっぱり次は若手を紹介しない訳にはいかないでしょ。
ってことで、19回目の今回は石川の若手を紹介させていただきます!
 
実は若手のほとんどが僕の弟子になりまして、吉川兄弟(勇気、希望)と栗田万生。で、奥出良は弟子(山崎晃)の弟子なんで孫弟子ですね。
若手が増えてくれたことはありがたいんですが、僕の弟子ばっかりなんで少し大変です(苦笑)。ちょっと一人ずつ軽く紹介したいと思います。
 
吉川兄弟の兄、勇気はどちらかと言えば瞬発系の選手で、ダッシュを生かしたレースを得意としています。しかし今は、先行基本で早めから長い距離をもがいてるので、末を欠いて残れないこともしばしばです。
弟の希望は、逆に持久力を生かした走りが得意です。希望も先行基本で戦ってはいますが、今の競輪はダッシュとスピードの両方がないとキツく、カマシに行った時にあわされて先行を出来ずに負けることも。
栗田は瞬発系でダッシュがすごいんですが、普段の練習の成果(長い距離をもがく)のおかげか、レースでも早くから先行しても残れています。つい最近も先行逃げ切りでA級1・2班戦で初優勝したばかりです。しかし、精神的には弱い部類です。
奥出はスピード持久系で早めから踏んでそのまま押し切ることも多く、先行を得意としています。ですが、後手にまわされて後方になったり捲りになったりすると、力を発揮できないことがあります。

(内灘競技場での練習風景)
 
若手は多くなりましたが、ベテランも元気なので、基本はみんなで一緒に練習して切磋琢磨しています。
練習に関しては方法もいろいろあり、それに対して合う合わないもあるんで、細かいところでは個人的に練習することもあります。
 
先の若手に関しても、もっとこうした方が良いんじゃないかなぁって思うところもあります。
しかし、自分自身で考えたり悩んだりすることがプロとしては必要だし、成長につながると思っているので基本的には放任していますが…。残念ながら、そこまで結果を残していないのも事実なのでどうしたものかなと。
とはいえ、ここで助言をして無理に練習させたところで、ある程度は聞き入れてくれたとしても、結局は続かないし響かないと思います。自分自身の経験からも、自分から助言を求めたり変わろうという気持ちがないと強くなりきれません。
 
紹介した若手たちもみな一様に考えて練習はしたりしてるんですが、結果が出ていないので何かを変えなくちゃいけないんです。
そこは、練習方法なのか、レース運びなのか、精神的なものなのか。
考えて悩んで相談してくることがあれば、正解ではないかもしれませんが僕の経験や知識でアドバイスしてあげられるといいなと思っています。
僕自身、完璧じゃないし、今のままでいいのか悩むし、いろんなことを考えて変えたりもしています。大事なのは自分を信じて行動すること考え続けることなんじゃないでしょうか。
 
こういうことに正解はないし、個人差もあるから、強い人の意見や練習方法が誰にでも当てはまるものでもありません。
結局は考え方や気持ちの持ちようだと思うので、この未来ある若手たちにはいっぱい考えて悩んでもらって。かつ、ネガティヴにならずに楽しみながら練習やレースをして、ハッピーになってくれるよう願っています!(笑)


(ちょうどこのブログを書いてる日に、勇気と奥出と車でレースに向かっていました。)
早くみんなS級に上がってきて、俺の前で先行して優勝させてくれー(笑笑)

1978年1月25生まれ。競輪選手。80期。A級1班。石川県内灘町出身。高校時代にはインターハイ・国体入賞(自転車)、高校総体4000m団体追抜4位に入賞。ニックネームは「内灘の虎」。競輪選手の坂上忠克(71期)は実兄。2009年に実施されたananとJKAのコラボレーション企画「09'KEIRINイケメングランプリ」では、準グランプリを受賞。

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