石川には虎をも凌ぐベテランたちがいる!

皆さん、んにちわ‼︎
やっぱり夏は暑くて夏バテ気味の虎ですが、みなさんはどうでしょうか?
バテてませんか?
 
最近書くネタも無くなってきて何を書いていこうか発信していこうか悩みどころではありますが、18回目の今回はベテラン選手について話してみたいと思います!
ベテラン選手といえば……
年配の方、経験値豊富、技術がすごい、脚力は衰えてきてる? 口うるさい、などいろんなイメージがあると思いますが、僕の競輪のベテラン選手のイメージは「しぶとい、いつまでも強い、気持ちも見た目も若い、(強くなることを)諦めてない」
とにかくなぜか強いんです!
歳もとっていて身体もガタがきててキツイはずなのに、なぜか強い!
それはやっぱりいままでの練習の積み重ねレースの経験値からくる技術力、調整力は確かに若手よりすごいものがあります。
 
しかし、僕がベテラン選手と若手とで違いを一番感じるのは、勝利への欲求などいろんな意味での諦めない気持ちじゃないかと思います。
それは、レースにも現れていて、ゴールするまでどんな展開でも必死にペダルをこぎ続けるんです。
こういうところがしぶといんです。若手は少し淡白なところがどうしても出てしまいます。
もちろん、今の若手にも気持ちが強い選手もいっぱいいますし、最後まであきらめずにこぎ続ける選手もいっぱいいます。
しかし、歳をとるほどに精神力や気持ちの強さは、僕もよくわからないんですが、脚力と反比例して強くなっていってる気がします。
これは「勝ちたい~」って気持ちじゃなくて「競輪」ってものの考え方や意気込みが変わっていく感じですかね? わかりづらいと思いますが(苦笑)
 
それこそ石川県は特殊で、小嶋選手北野選手を筆頭に、ベテラン選手が強い県なんです(石川県のトップ選手は40歳以上ばかり)




言わずと知れた小嶋選手は自転車に対する愛やトレーニング知識が豊富だからか、自力で最強のおじさんレーサー。



北野選手は一緒に練習させてもらっていますが、ものすごく真面目で若手より練習量も多いくらい。メリハリもはっきりしてて考え方もしっかりしていますし、いろんな意味で若いです!
 
最後にもう一人、石川県では有名なおじさんレーサーがいます!
それは、有賀高士選手です。
有賀選手の特徴は何といっても、もうダメかなって思ってからが強いですね。
お客さんもダメだ~って思ってから、何度もゴール前で突っ込んできて着に絡むんでビックリしてるんじゃないでしょうか。
この有賀選手の突っ込みというか、専門用語では「中割り」っていうテクニックなんですが、このテクニックと度胸は全国でもトップクラスだと思います。頭のネジが一本はずれてるんじゃないかなって思うこともあるくらい、ものすごい時があるのでぜひ覚えておいてください!
ちなみに有賀選手に関しては、気持ちと根性一本です(笑)。全国の選手からもいろんな意味で恐れられています。
 
ラストに僕自身もそろそろベテランの域に達してきましたが、この偉大な先輩達に負けないようにまだまだ頑張っていくので応援していただけたら幸いです。
 


(内灘の夏祭りの花火のように、僕自身も花火を打ち上げたいものです(笑))

1978年1月25生まれ。競輪選手。80期。A級1班。石川県内灘町出身。高校時代にはインターハイ・国体入賞(自転車)、高校総体4000m団体追抜4位に入賞。ニックネームは「内灘の虎」。競輪選手の坂上忠克(71期)は実兄。2009年に実施されたananとJKAのコラボレーション企画「09'KEIRINイケメングランプリ」では、準グランプリを受賞。

この記事をシェアする

FacebookTwitterLINEはてなブックマーク