師弟関係の話

皆さん、んにちわ!
15回目の今回もまずはレースの振り返りから。
豊橋競輪を走ってきたんですが、結果は残念ながら全然ダメな4.7.8というお粗末な結果でした。

応援してくださった皆様には本当に申し訳ありません。

一生懸命に頑張ったんですが、今回からあの恐怖の開催、外国人選手と一緒に走る国際競輪だったのでボコボコにやられちゃいました。

やっぱり(言い訳になりますが)外国人選手はもの凄く強いんです!
世界の一流選手なんですから当たり前ですよね。そこをなんとか日本人選手も試行錯誤しながら倒そうとするんですが、脚力の差があってなかなか勝てないんです。

だからと言って諦めてるわけじゃありません!日本の競輪テクニックでなんとか勝とうと、僕含め日本人選手は一生懸命頑張っているのでその努力だけは認めてほしいです。

あと、たまに日本人選手外国人選手を倒すのを見ると、観てる僕なんかも熱くなって「ウォー‼︎」ってなったりもするんで外国人選手に立ち向かってる日本人選手の応援をよろしくお願いします!

こんな感じでポッコポコにいわされた豊橋ですがまた応援してもらえるように精進していくのでよろしくお願いします。

(全然関係ないんですが前に武雄に行った時に川に鯉のぼりがいっぱいあって驚いたので載せときます!今回は文字数多めなので。)

精進といえば弟子のことを思い出したので、弟子のことについて話してみたいと思います。

現在、僕の弟子はプロ選手が4人、アマチュア選手が1人、候補にアマチュア女子選手が1人いて合計6人います。

まず師匠と弟子の関係の話からすると、地区や県によって師弟関係を結ぶ経緯は全然違うとは思うんですが、石川県の場合は同じ高校の出身の流れで師匠が決まることがほとんどでした。

僕のデビュー当時、金沢高校出身は横長さんが師匠で、内灘高校出身は石田さんが師匠になるっていう風な流れがありましたね。(ちなみに坂上兄弟は石田さんが師匠です) だけど、最近はそのお2人も引退されたので出身校などは関係なく知り合いに頼まれることや、近所に住んでる人などが面倒をみることが多いです。

僕の場合、プロ選手の2人は同じ内灘高校出身だったのでその流れで。あとは元競輪選手の父親の方から息子の兄弟選手を頼まれたことで弟子をとりました。

アマチュアの1人は三重県出身なんですが元競輪選手の愛知県出身の方から面倒をみてくれと頼まれて、とりあえず石川県に両親と一緒に呼んで三者面談させてもらったときに両親の熱い思いと本人の強い意志を感じられたので「じゃあ面倒見させてもらいます。」って言ったらその日のうちにアパート契約までしてきたんです。
高校を卒業してすぐ単身でやってきて頑張ってるんで、この子はすごいなと思いますね。この子はもう1年くらいになるんですが、真面目に練習を頑張っていたので今では順調に強くなっていて競輪学校の試験も受かるくらいのタイムも出てきてるので、楽しみだし期待もしています。

僕の同級生で居酒屋をやっている人がいるんですが、昔、そこに来ていた客同士で競輪の話になって「僕も昔は競輪選手を目指してたんです!」って話からその同級生に面倒みてやってくれと言われて面倒をみたこともありました(残念ながらその子はプロにはなれませんでしたが他の仕事で頑張っています!)

弟子候補の女子も僕の高校の時の自転車部の顧問から頼まれて面倒をみることになりました(この子もまだ見たばっかりですが真面目で一生懸命頑張っています。) こんな風に出身校が一緒だったり知り合いに頼まれて面倒を見ることがほとんどです、だからと言って必ず面倒みるわけではなくてそのひととなりを見て面倒を見るかを決めています。

弟子をとったからといってどこかに報告などの義務はないんですが、把握の為に選手会には報告しています。

あと、アマチュアの時に必ず師匠をつけなきゃいけないとかもないんですが、自転車経験者じゃない人はアマチュアから師匠に面倒みてもらうことがほとんどだと思います(石川県の場合はほとんどの人が経験者なのでプロになってからか、競輪学校卒業時か入る時だったかも?に師匠を決めなくちゃいけないんでその時に師匠をお願いするのが主流です)

プロになってから弟子たちとは現在進行形なんですが練習を一緒にやっていて、僕自身も一緒にやっていてすごく刺激をもらっていて励みにもなっています! あんまり言う事もきかないし大変なんですが、それでも弟子の頑張りや、いることでこっちも負けてられないってなるから師弟関係はプラスの面が大きいと思います。 ただ本当に大変です‼︎

もっと弟子のことはいっぱい話があるんですがそれはまたの機会に話をしたいと思います。 それではまた! 


(弟子の一人、栗田です。練習は強いんですがレースではまだ今いち・・・少し変わってますが、面白い選手なんで覚えておいてください)

1978年1月25生まれ。競輪選手。80期。A級1班。石川県内灘町出身。高校時代にはインターハイ・国体入賞(自転車)、高校総体4000m団体追抜4位に入賞。ニックネームは「内灘の虎」。競輪選手の坂上忠克(71期)は実兄。2009年に実施されたananとJKAのコラボレーション企画「09'KEIRINイケメングランプリ」では、準グランプリを受賞。

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