
時代の流れ
売上1兆円にせまる!
「くみにい」です。
今回は最近できたばかりのチャリロトが総括する玉野競輪場の話をしたいと思います。
近年競輪場は民間企業が運営する場が増えてきました。
さまざまな企業努力が見られ売上向上に繋がっていると思います。

まずホテル隣接!
私が出走したミッドナイト開催では2F、3F、4Fに選手が滞在して5Fから上のフロアは一般のお客様が使っていました。
聞いた話では満室で空きがなかったようです。
現状の競輪開催中は宿舎での滞在です。2人部屋から4人部屋で同県や地区で分けられ3泊4日の生活を共にしています。
私が選手になった時は6人部屋や8人部屋もあり、広いのではなく2段ベッドでした。
部屋で喫煙や飲酒も可能でしたのでかなり過酷な環境でしたがその当時は当たり前でした。
私はタバコを吸わないのでベッドの横に吊るしてあるバスタオルがタバコ臭くなるのがすごく嫌だった記憶があります。
夏もエアコンの効きが悪く2段ベッドの上は灼熱地獄でした。
その苦い思い出から30年・・・
ホテルの一室に1人!
快適すぎる。
トイレもシャワーももちろん付いています。
ベッドはダブルかな?セミダブルかな?
かなり大きめのベッドで枕もマットレスも西川のAIRのもので選手にはかなり重宝するはずです。
スリッパも可愛いかったな。
たぶん私は3F滞在だったので3番車のイメージで赤いスリッパだったのかな?
次に呼ばれた時、他の階に泊まるのが楽しみです。
どの部屋の窓からもレースを観戦することができます。
ちょうど白熱するゴールシーンを正面から観れる位置にホテルが立ちバンク側に大きく開放感のある窓があります。
レースのない昼間は瀬戸内海も見え言うことはない。
唯一選手としての意見を言うとすれば地べたが少ないことかな。
どの選手もレースに備えたりレース後のメンテナンスとしてだったりに必ずと言っていいほどストレッチをすると思います。そのスペースはベッドの上より私は畳や地べたが好きです。そのスペースが狭い・・・
食事は2Fの食堂で、ホテル宿泊客は渡り廊下を渡り特別観覧席の横なのでもちろん別。
元々、玉野競輪場の食堂は美味しいものが多くそのまま同じ業者さんだったのでご飯は相変わらずおいしい。
お風呂も近代的でモダンで落ち着いた雰囲気のお風呂だった。
洗濯機もお風呂場にあり、かなりの台数があるので順番待ちはしなくてすみそう。
そしてお風呂からもレースが観戦できる。
どのレースも見逃すことが無くなった。
肝心のバンクはと言うと今までと同じ。
・・・と言いたいところだがバンクは同じでも周りを囲む建物が増えたことで玉野特有の海近くの強い風の影響が少なくなってバンクは軽くなった気が・・・する。
とにかく私は4日間を快適に過ごせました。
もちろん今までのように先輩後輩の付き合いや近県との繋がりが薄くなってしまうかもしれないがこんな在り方もすごくいいと思います。
時代も流れこの後、広島競輪場や九州の競輪場も新しく様変わりして行くよう。
もし後10年選手を続けることが出来たとしたら新人にこんな話をしたら驚く時代が来るのかな?
そんな時まで頑張れたら嬉しい!!^ ^
頑張れ俺!
現役競輪選手。香川支部香川道場所属71期。現在はA級3班。自転車を、そして競輪を心から愛するナイスガイ。その競輪愛はもはや「ファン」と呼んでも差し支えないほど深く、同業者である他の選手からサインをもらうほど。愛称は「くみにい」。