旅打ちと競輪|DMM競輪

旅打ちと競輪

みなさん、こんにちは!
雀士「かず」こと、くみにいです。

ところで、みなさんの趣味は何ですか?

いろいろあると思います。
読書や映画鑑賞、TVゲームなどのインドア
釣りやキャンプ、ゴルフにサイクリングなどのアウトドア。
もちろん、競輪も趣味だと思います。

僕の趣味は麻雀でした。
何年にもわたって毎日やっていた気がします。
もちろん毎日、自転車の練習もしていましたよ(笑)。


仕事で前泊や後泊する時、地方の雀荘に行って旅打ちすることもありました。

一番印象に残っているのはずいぶん昔、佐世保に行った時でした。
後にも先にもあんな経験はないでしょう。





(佐世保に行くと必ず食べる佐世保バーガー)


店の外からも人の気配がけっこうあって、流行っている感じの雀荘。

階段を上った先にある雀荘の扉を開けるとマジでビビりました。
換気が悪く、白く曇った部屋のどの卓からも刺さるようなまなざしが…。

何をしているのか理解するのに時間がかかった気がします。

雀荘なのに麻雀をしていない…。
水兵? 海兵? 姿のガタイの良い人たちがカードに興じていたのです。
 
「は!? なになになに?」
 
ここはどこ? 私は誰? 状態の僕。
 
っていうかマスター以外、全員水兵さんやん! なんで雀荘でカードするん? 船の中ですればいいやん!
 
いや待て…もしかして持ってない? 黒くてパンって音がするやつ。
カードして勝ってしまったら撃たれる??
このモンモンと立ち込める煙もセーフなやつ?

マスターが瓶のビール持ってきて、笑顔で話しかけてくれてるけど何を言っているのか理解できない…。
ちゃんと九州なまりの日本語だけど理解できない (汗)。

いろいろなことが走馬灯のように流れ出し、プチパニックな僕は

「今日は大丈夫でーす! また来まーす」

と、背中を向けないようにそそくさと店から出た。
どうやってホテルに帰ったか覚えていない…。
旅打ちならではの衝撃体験。今思えば、きっと楽しくカードをしていただけ。


僕はたぶん麻雀はそこそこ強いほうだと思います。
師匠がいて、いろいろ教えてもらった。その人はいつも冷静で綺麗な打ち方をする人でした。

教えてもらったことのひとつが、麻雀をする人には「傷」と言って、癖みたいなものがあるということ。
相手の「傷」を観察しながら勝負に挑めと。

長年続けていると人の動きや気配を見るのが習慣になり、勝率も上がりました。


この習慣は、競輪での競走にも活かされています。

「今日のレース、こいつ俺のところで粘るつもりやん!」って。

でも、人の動きや気配を感じ取れるのと、脚力はまた別の話なんですよね(笑)。


【今回の締めの格言】
「モガキに勝るアップなし」


朝は苦手だし、練習は短めの俺。周回練習はすっとばして、すぐモガキ始める。
 
「先輩アップしなくていいですか?」と聞く後輩に、俺はいつもこう断言します。

現役競輪選手。香川支部香川道場所属71期。現在はA級3班。自転車を、そして競輪を心から愛するナイスガイ。その競輪愛はもはや「ファン」と呼んでも差し支えないほど深く、同業者である他の選手からサインをもらうほど。愛称は「くみにい」。

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