【12月3日更新】ここぞで光る熟練技!今なお活躍を続ける「永久選手」【山口富生】
来年1月で55歳になる山口富生(やまぐち とみお=54歳・岐阜・68期)が競輪祭の最終日1Rで1着をゲット。
GⅠでは19年の名古屋オールスター以来の白星だった。
「もう、なんか優勝した気分ですね」
レース後のインタビューでは久々のGⅠ白星を喜んでいた。
S級1班を維持し、GⅠに出られるだけでも凄いことなのに、さらにスピードバトルになるドームバンクでの1着は価値が高いだろう。
「自分なりに状態が良かった。最終日はしっかりと踏めたので。走る時はいつも〝これが最後(のGⅠ)だ〟って思いながら走ってます」
来年2月の全日本選抜の出場権も獲得できたようで、55歳でのGⅠ出場が見えてきた。
2年前に当欄で載せた際はこう記されている。
「自転車だから身長、体重を問わないスポーツ。バンクも特殊だし、自分のような体格の人間でも戦える。だから競輪は面白いし、競輪が好き。自分はこれ以外にやれることがないから。小さい頃からの夢の続きを精いっぱい、一戦一戦やるだけ。以前のようにビッグレースには出られなくて、今の位置でも負けたら悔しいし、少しでも上のレベルでずっと戦いたい」
当時よりも確実に点数が上がり、今年は3度のGⅠに出場した。
まだまだ大舞台で山口富生の走りが見られそうだ。
【次回出走予定】
12月3日(大垣GIII 11R)
(情報局記者A)
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