【4月16日更新】ここぞで光る熟練技!今なお活躍を続ける「永久選手」【吉村文隆】
一瞬の差し脚に定評がある吉村文隆(よしむら ふみたか・52歳=京都・70期)。
かつてはS級にも在籍。
S級優勝やビッグレース出場はなかったが、シャープな差し脚を武器に活躍した。
今年で選手生活は33年目に突入。
トレーニングメニューは少しずつ変化しているそうで
「考えながら効率のいい練習をしている。今までの経験で、自分にいらないことはやらなくなり必要なことに寄っている」
と量より質へと移り変わった。
3月10日で52歳となり
「年齢を重ねて疲れは取れにくくなりましたね。競走での疲れは感じないが、しんどさは若い時と変わらない」
と言う。
そんな吉村は競輪人生の引き際にある決意がある。
「辞める時は自分で決めたい」
代謝制度やケガなどによる引退だけは避けたい思いが強いのだ。
「好きな自転車の仕事をずっと続けたい。やっぱり楽しいですから。この年齢で転職しても何もできないから続けたい。競輪はタイムではないし勝ち負けは展開もある。うまく展開が向けばまだまだやれる。競輪をやりたいのに辞めなきゃいけないのはイヤですし、選手生活の最後は自分で決めたいと思っているんです」
こう話し、レーサーとしての〝終活〟を明かしてくれた吉村。
「近畿地区の同期は大川栄二(51歳・和歌山)君と2人だけ。同年代の選手は減ってきたが、まだまだ頑張りますよ」
と腕まくりをしていた。
【次走出走予定】
4月22~24日(向日町FII)
(情報局記者A)
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