【12月31日更新】2021年総まくり <後編>
前回は「2021年総まくり前編」と称して、掲載開始の8月~10月中旬までの「狙い目選手」「こだわりの逸品」を振り返りました。
2021年最後は10月中旬~12月までに紹介した選手の中から、競輪一筋で長年頑張っている「永久選手」をピックアップ。
前回紹介した會田正一(あいだ・しょういち、千葉=68期)もそうだが、50歳を過ぎてもまだまだ元気で走っている選手は多数。
まずは、筆者を含め穴狙い派のファンが多い黒木誠一(くろき・せいいち、兵庫=60期)。
11月の向日町最終日で白星を挙げると、12の月小倉初日には中近三番手から4角内を伸びて2着に入り、3連単17万円オーバーの立役者となった。
今はヘルニアに悩ませられながらのレースを続けているが、勝利数現役歴代4位のプライドと意地で突っ走る。
記憶に新しいのは水谷良和(みずたに・よしかず、愛知=70期)。
10月の寬仁親王牌で補充ながら2日目以降3日間走り、デビュー29年目にしてGⅠ初出走。
7月に50歳となったが、今年の年間3連対率はS級で41%とまずまず。22年もS級で輝き続ける。
「狙い目選手」として紹介させていただいたが、内藤宣彦(ないとう・のぶひこ、秋田=67期)も「永久選手」の1人。
1991年のデビュー以降、決して派手ではないが、数々のビッグレースに出場。
現在もS級1班に在籍して107点を有しており、50歳とは思えぬ切れ味を見せ7月立川でV。11月武雄の企画GⅢでは未勝利ながら2着、4着、3着で優出し、決勝4着などしぶとさが光る。
最後に、特別編。記念6V、GⅠ二度の決勝進出の実績を持つ阿部康雄(あべ・やすお、新潟=68期) が、先日の立川FⅡ(12/28~30)でラストランを迎えた。
「思い出のレースは11年前の佐世保記念。深谷(知広)君、金子(貴志)君らがいる中で優勝できたこと」と感慨深げに語り、「今回も1着を目指すが脚力的に…。まずは3日間走り切りたい。12周、頑張ります」と、持てる力を振り絞り結果は5着、5着、5着。
デビューから30年間の選手生活。ファンの応援、罵声、期待を背負い、何千周走ったのだろうか…。
自転車が本当に好きだからこそここまで頑張ってこれた阿部選手、本当にお疲れ様でした!!
2022年は「狙い目選手の情報」「選手こだわりの逸品」「長年頑張っている“永久選手情報”」はもちろんですが、DMM競輪×KEIRINスポニチのコラボ企画などを実現させて、競輪界をもっともっと盛り上げていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
(情報局記者A)
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