【11月4日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ【宮下一歩】
練習は十二分にしているのに、レースではなぜか結果が出ない…。
競輪ではそんな選手が何かのきっかけで一変する瞬間がある。
最近では長野の115期生、宮下一歩(みやした・いっぽ、29歳=長野・115期)が気配一変する瞬間に立ち会った。
10月の名古屋スポニチ杯でのことである。
前検から
「今回は新車で走ります」
と公言していた宮下の初戦の相手は福井の脇本勇希。
現在の競輪界をけん引する脇本雄太を兄に持ち、将来性を期待されている近畿の大砲だが、宮下は打鐘前から先行態勢に持ち込むと、ホームでカマしてきた脇本に対して真っ向勝負を展開。
最終2コーナーでは半車身ほど前に出られ、最終バック通過を脇本に奪われたが、そこから粘り強く前に踏み込み、最終2センターでは脇本を合わせ切って再度先頭へ。
そのまま押し切って5月28日の青森初日以来となる、約5カ月ぶりの1着を飾った。
レース後は
「新車の感じがすごくいい。踏んだぶんだけ前に進みます」
とかなりの手応え。
準決勝は翌日にシリーズを制圧する菅田壱道を背負った磯島康祐と、赤板から壮絶なモガキ合いを展開。
結果は6着に敗れたものの、迷いなき積極策に自信のほどがうかがえた。
次節の京王閣記念でも2日目に打鐘内抜け先行で、見事な押し切り勝ち。
名古屋からの新車起用は間違いなく吉と出ている。
次走は11日からの静岡FⅠに登場。競走得点3割増しで注目してほしい。
【次回出走予定】
11月11~13日(静岡FⅠ)
(情報局記者A)
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