【2月15日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」
いつだったかは記憶にないが、初めて取材した際は怖々話しかけたのを覚えている。ただ、話してみると非常に気さくな方で、見た目とのギャップに驚かされた澤亀浩司(さわかめ・こうじ、54歳・福岡=60期)は今年1月、54歳になった。
今期は再びチャレンジ戦に逆戻り。
子どもよりも年下の選手たちのスピードに対応しながら、1月の四日市、2月の小倉と連続でファイナル進出を果たした。
「50歳を過ぎて変わったこと? 酒の酔いが早くなったかな(笑)。練習量は以前と変わらず、自分なりにやれていると思う」
「食事や睡眠はかなり気をつけている。特に食事は内容や量ですね。塩分を取り過ぎないようにするとか。とにかくリズムを崩さずに生活することが大事。疲れを残さないようにウォーキングを怠らなかったり、冬場は練習前に風呂に入って体をしっかりと暖めたり。体には気を遣っていますね」
これまでに辞めようと思ったことは? の問いには
「一度もなかった」
ときっぱり。
「競輪が好きなんです。自転車競技はそこまでの熱意はないけど、競輪はね…。やれるだけ続けていきたい」
大好きな競輪を長く続けるために、練習や体への努力を怠らない。
そして、澤亀を突き動かしている理由がもう一つある。
「高校の同級生の紫原(政文)が頑張っていますからね。戦うステージこそ違えど、僕にとっては紫原の存在が大きいです」
いまもS級で活躍する紫原政文が高校の同級生。
紫原の奮闘が澤亀の頑張る活力になっているのは間違いない。最後に現在の目標を聞いてみた。
「できればチャレンジで1回、優勝したいね」
前場所の小倉では準決勝1着。そう遠くないうちに目標がかないそうな気がしてならない。
【次回出走予定】
2月26~28日(静岡FⅡ)
(情報局記者A)
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