【2月14日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」【遠澤健二】
初代S級S班(2008年)に名を連ねたこともある古豪の遠澤健二(とおさわ・けんじ、58歳=神奈川・57期)。
全盛期はGⅠの常連。
タイトルには手が届かなかったが、特別競輪の表彰台にも上ったことがある。
しぶといマーク戦が売りだった。
通算勝利数331勝よりも2着の431回、3着の438回の方が多い。
2019年後期からA級暮らしだが、闘志は全く衰えていない。
「力も落ちて1着が遠くなっているけど、3着までに入れるように頑張るしかない。連にも絡めるように。お客さんが買いやすいように車券に貢献したい」
走るクラスが変わっても、競輪と向き合う姿勢は不変だ。
現代競輪はベテランにとって過酷な戦場となっており、
「ミッドナイトなんか特に厳しいよね。点数を持ってないと外枠の方ばかりだから」
と話す。
9車立ての競輪を走りたい――。その思いは今でも変わらない。
「9車立ての頃は後方からでもよく突っ込めていた。それは中団のラインが動くから。中団が動けば後ろになってもコースがあった」
「それが7車立てだと中団は動かないし、前団のスピードが落ちないままゴールになる。4コーナーから着を拾えないんですよ」
「年齢とともにキツい競輪になっているのは間違いないけど、しぶとく行きたいね。(いつまでも)若けりゃいいんだけど(笑)」
老骨にむち打つという表現はまだ早い。ガッツが体を動かす限り、突っ込んでみせる。
【次回出走予定】
大垣FⅡ(2月18~20日)
(情報局記者A)
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