【6月21日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ【中岡海】
6月の2場所は明暗がくっきりと分かれたのが中岡海(なかおか かい・21=愛媛・123期)だ。
1節目の岐阜FIIは予選5着、準決勝7着で途中欠場。
そこから2週間後の小倉ミッドナイトは予選と準決勝を連勝し、決勝は2月の小倉で優勝させてもらった野上竜太の前で猛然と積極策に出て野上のVに貢献した。
「岐阜は自分のメンタル面がおかしくなってて、自信もなくなっていた。小倉を走る前にいろいろと吹っ切れたし、小倉は感触も良かった」
岐阜からフレームを変更した。
師匠の佐々木豪が、同期の太田竜馬とフレームを交換。
しばらく乗っていた佐々木だったが、体格的にも合わないと断念。
そこで太田フレームが、中岡に巡ってきた。
「立ち上げるのが重いけど、スピードに乗れば凄くいい。コーナーも乗り方をしっかり考えればスピードを殺さずスムーズに回れる。岐阜が終わってから師匠にセッティングを出してもらって、そこから練習で乗って乗りやすくいじった。小倉ではいい感じでしたね」
小倉の予選は上がり11秒3の好タイムで捲って1着。
しかし、作戦は突っ張り先行だった。
ラインの選手を連れ込めずレース後は猛反省。
準決勝は一旦突っ張られながらも強引に叩き返し、そのまま逃げ切った。
マークして2着の沢田勇治は
「初日がよほど悔しかったんでしょうね。いいレースをしてくれた。それにしても力を出しきったら本当に強いですね」
と好評価した。
決勝は中四国3車の先頭で積極駆け。
2月のお返しとばかりに、野上をVに導いた。
太田竜馬フレームがマッチし、課題に挙げられている組み立ても成長を感じさせた。
7月からは1、2班戦に舞台を移す。
その前にチャレンジ戦の最後となる青森モーニング。
ここでも野上と同配分だ。
2月小倉では野上に乗った中岡がV。
そして今月の小倉は中岡に乗った野上がV。
3度目の連係があったら、2人の前後にも注目しておきたい。
【次回出走予定】
6月26日(青森FⅡ)
(情報局記者A)
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