【9月20日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ【山田諒】
シーズンごとに戦法を替えながら、スキルアップを図っている選手が山田諒(やまだ りょう=25歳・岐阜・113期)だ。
共同通信社杯は4走中3走が番手回り。
うち2回は藤井侑吾との中部連係だが、初日は同期の松井宏佑の番手に名乗り。
もちろん自動番組による偶発的なものだったが、九州単騎だった松岡貴久が松井の番手を回ってもおかしくない流れ。
そのなかで「競りでも松井さんの後ろ」とコメントしたのだから、山田の決意が伺える。
結果的には番手を回った全てのレースが共倒れに。
白星を飾ったのは自力で戦った3日目だった。
「楽そうに見えるけど、人の後ろで踏んだり止めたりするのは、先行する以上にキツいです。いつも前で自分がやっていたことなんですけどね(笑い)」
現在は捲り、差しを中心とした立ち回り。
これは意図的なものである。
「いまは捲りばかりで逃げの決まり手がないでしょ? でも、これは岐阜記念が終わるまで。今度はまた先行メインに戻すつもりです」
いろんな戦法を使い分けて経験を積むことは、決して悪いことではない。
いまは大垣バンクに出向いて脚力を磨いている。
「常に6人以上はいるので、競走形式のいい練習ができています」
岐阜記念は体調不良により無念の欠場。
ただ、これまで積み上げていた経験と練習、展開がかみ合えば、そのうち初のGⅢ決勝の景色も見えてくるだろう。
注目したい。
【次回出走予定】
10月1日(函館FI)
(情報局記者R)
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