五輪を目指し邁進する「深谷知広」との思い出

どうも、皆さんんにちわ!
今年もいよいよあと一か月で終わり。僕も忙しくて大変ですが、皆さんも体調管理には気をつけてくださいね。
来年のためにラストスパートしてお互い頑張りましょう!
頑張っているといえば、競輪界ではナショナルチームがワールドカップなどの国際大会でメダルラッシュ! 本当に凄いと思います。
その中でも中部のスーパースターであり、東京オリンピックの期待の星(まだ出られるかわかりませんが僕は信じている)でもある「深谷知広」の話を是非させていただきたい!
 


(松戸ナイター終わりに小西選手と打ち上げ後にこの話がなぜか思い浮かびました。金子さんが松戸に参加していたからかも)

ということで、第26回目の今回は、令和のスピードモンスター「深谷知広」という凄い男について書きたいと思います。
まぁ僕が知っている限りのことなので、いろいろ間違ってる部分はあるかもしれませんが、そこらへんはご理解ください(笑)。
 
 
 
彼のことを語るとキリがないんですが、まずはみんなも知っているとは思うことを一応サラっと紹介します。
高校生のときにジュニアの日本新を出したり、デビュー56日で前代未聞の無敗でS級に特進したり、史上最速でGⅠ優勝したりと記録づくめ。
本当に凄い選手なんですが、僕が深谷に初めて会った時の感想は可愛らしくて「子供みたいなやつだな」でした。
しかし、レースっぷりは凄い! スーパースターと呼ばれる選手はたくさんいますが、この「深谷知広」がデビューして出てきた時の衝撃を超える選手に、まだ出会ったことがありません!
それは、例えるなら歌番組で、初めて宇多田ヒカルを観たときと同じ衝撃でした(個人的な意見です・笑)。見た目とのギャップがまた凄かったですね。
また、思い出として強く印象に残っているのが、FⅠ最速優勝がかかっていた、ある開催の決勝戦(※)。
もちろん深谷には新聞記者さんも開催場も、ひいては競輪界全体も記録達成に期待しているような雰囲気でした。
そんな深谷とラインを組むことになったのが僕。
作戦会議ではもちろん「記録もかかっているし優勝狙ってくれよ」と言ったんですが、彼は「そんなことより先行して力出し切りたいです」「優勝よりまずは自分のレースがしたいんです」と。
これには感動しましたし、凄い男が出てきたと思ったのを今でも鮮明に覚えています。
ちなみにその決勝戦では、深谷はハイペースで2周先行して、最終4コーナーまで誰も寄せつけず。 僕の優勝に貢献してくれました。あの時は深谷ありがとう(笑)。
(※編注:2010年12月の平塚開催。決勝メンバーには今もS級で活躍する、稲垣裕之・桐山敬太郎・白戸淳太郎・牛山貴広・佐々木雄一の各現役選手に加え、「名刀」小橋正義さんのお名前が! 深谷選手は5着で3連単は68050円という波乱決着)
 
 
そんな深谷ですが、最近では東京オリンピックのために凄く頑張っています。
ワールドカップでもチームスプリントで2大会連続の金メダル。個人スプリントでは連続でメダルを獲得、しかも日本人初の銀メダルと、目を見張るような活躍ぶりです。
競技でも凄いんですが、私生活もまた凄い。
震災復興のために熊本でイベントを開催したり、いろんなところで自転車教室したり、忙しい中でも自転車や競輪の普及のために精力的に活動しています。
これはやろうと思ってもなかなか出来るもんじゃありません。
まだまだたくさん紹介したいことがあるんですが、これくらいで。また機会があれば書いていきたいです。
 
 
 
深谷知広選手をはじめ、脇本選手や新田選手や他の選手、女子選手も東京オリンピックに向けて頑張っています。
皆さんも是非応援をよろしくお願いいたします!
僕自身、この選手たちの東京オリンピックでの活躍を期待しています(特に深谷知広選手・笑)。
あと、最後に。
モンスター深谷知広は師匠にレジェンド金子貴志選手がいたから誕生したと、僕は思っています。
 


(余談ですが、深谷選手の前のS級昇級最速記録保持者は一緒に写っている菊地選手でした。真狩村にて)

1978年1月25生まれ。競輪選手。80期。A級1班。石川県内灘町出身。高校時代にはインターハイ・国体入賞(自転車)、高校総体4000m団体追抜4位に入賞。ニックネームは「内灘の虎」。競輪選手の坂上忠克(71期)は実兄。2009年に実施されたananとJKAのコラボレーション企画「09'KEIRINイケメングランプリ」では、準グランプリを受賞。

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