キツイ季節の話

どうもみなさんんにちは!
12回目の虎ん回は季節について書いていきます!


季節といえば日本は四季があり春夏秋冬とそれぞれの季節が素晴らしいのですが、選手にとってはキツイ季節もあります。やはり一般の方も一緒だとは思いますが春や秋はすごしやすいですし、走りやすいです。


夏は暑くて特にバンク(競輪場の中は)アスファルトの照り返しのせいもあって半端ない暑さです。選手の中には夏だけ休む選手もいます。(一度開催中に倒れたこともあり医師からの診断書もあって休むことを許されている選手)

基本は休むことは許されないのでみんないろいろ対策しながら走っていて、直前まで氷嚢などで首元や頭を冷やしていたり熱中症対策のドリンクや飴などで対応しつつ頑張っています。


冬は冬でめちゃくちゃ寒くて冬場は雪の降る競輪場は開催してないんですが(北陸や北日本)今は関東などでも雪がたまに降るので、冬の季節の雨のレースは地獄です。雨が冷たすぎて痛いくらいですし、雨が少し雪になったりして吹雪いてるときなんかもあって本当にツライとです。
冬の時はお風呂に入ってあったまってる人や湯たんぽで足をあっためてる人やホッカイロを背中に貼ったりして、みんな寒さ対策をして頑張っています。

僕自身なんかも昔はいろいろと対策していましたが今は逆に何もやらないときの方が感じは良いので自然体で何もしていませんし、長年やってきて慣れてきたのもあるのかもしれません。季節によって選手はもちろん得意、不得意はあると思うんですがみんな対策してどの季節でも成績が安定するように努力はしています。 僕も昔はどちらかというと暑いのはぼーっとして集中力が切れそうになって嫌な時期もありましたが、最近は気にならなくなってきましたね。


あと、北陸出身なのでよく選手や記者さんなんかにも冬は寒いのに慣れてて得意だろって言われるんですが冬は北陸や北日本の選手は冬季移動(僕は岐阜県に行ってた。20年間くらい)に行くので全然そこらへんの選手と冬の過ごし方は変わらないですし、なんなら雪が降るので北陸や北日本の選手は室内で練習していて暖かい部屋でほぼ練習しているので逆に温室育ちで寒さに弱いんじゃないかと僕自身は思っています。


(富山の立山連峰、この4月の景色は最高なので一度観に来てほしいです。競輪観戦もついでに!)


ブログ読者からの質問で
「普段、移動手段で自転車は使いますか?」
ってあったんですが
答えは

「まったく使いません。」

僕個人だけの意見ですが、練習でさんざん乗ってるので普段は近場でも車で楽しています(笑) 代わりに娘や息子が僕のお下がりの自転車を乗り回してはいます。


最後に5月16日から19日の宇都宮記念に走るので時間のある人は観戦と応援の方よろしくお願いします!宇都宮は500バンクであまり得意ではないんですが、F1で優勝したこともあるバンクなのでイメージは悪くないので頑張ります。

あと、宇都宮はなんといっても餃子が有名でいっぱいお店もあって美味しいので是非宇都宮まで足を運んでいただいて競輪観戦と餃子を楽しみに来てください。


(川崎記念の後に浅草にて特別に野田長生館で治療してもらいました、10年ぶりくらいでしたが野田先生は相変わらず元気で良かったです。) 

1978年1月25生まれ。競輪選手。80期。A級1班。石川県内灘町出身。高校時代にはインターハイ・国体入賞(自転車)、高校総体4000m団体追抜4位に入賞。ニックネームは「内灘の虎」。競輪選手の坂上忠克(71期)は実兄。2009年に実施されたananとJKAのコラボレーション企画「09'KEIRINイケメングランプリ」では、準グランプリを受賞。

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