競輪選手のストレスについて
みなさんこんにちは。
今年の冬は石川では信じられないくらい暖かくて選手にとってはありがたく練習日和のこの頃です。
さて、7回目の今回はストレスについて書いてみたいと思います。
選手にとってプレッシャーやストレスは必ずあって、中にはレース前に吐いちゃう人や緊張でガチガチになってる人もいるからストレスも当然溜まります。
負ければそりゃ眠れなくなる人もいるくらいです!
ちなみに僕は若い頃はそういうのも少しあったんですが(もともとそんなに無い)経験値が上がってうまく付き合えるようになりました。
それは勝負の世界なのでもちろん負ければ悔しいんですが、次があるって素直に思えるようになったことと次は勝てるって信じれるようになったというか、本当に経験してきたからだと思います。
だから僕の場合はとくにストレス解消法はなくて1番の解消法はレースでの1着です!
これは選手みんなだと思いますね。
ただ練習に疲れて癒されたいときは子供と一緒に過ごすか、たまに子供と一緒だと元気がありすぎて疲れちゃうので映画鑑賞などしてリラックスすることもあります。
選手にとっては怪我や病気が1番の心配事で体調管理も気をつけていますし、練習中の怪我にも注意を払っています。
しかし、レース中の事故や怪我は気をつけていても回避できないこともあります。
僕自身も落車による怪我で骨折などをしで2カ月以上休んだこともあります。
選手にとっては骨折はよくあることで、休んでいてもそれによってプラスにできるかマイナスになるかはその選手のその期間の過ごし方がすごく大事で、僕自身も身体が動かせないときはトレーニングを勉強しなおしたり、イメージトレーニングしたりします。
少し動かせるようになったら普段やらない自転車以外のトレーニングでランニングしたり、プールトレーニングしたり、脚を使えないなら上半身のトレーニングをして試行錯誤しながらやりつつ、競輪に対して考える時間ができるので更に強くなる自分を想像しながらやっていました。
だけど、やっぱり落車して骨折したは最初は落ち込みますし、軽い怪我だけじゃなく大怪我などもあって簡単にはプラスの方向には持っていけないとは思います。
そんな時に仲間や家族の助けで頑張れることもあって感謝しています。
そして、辛くて苦しくて辞めたくなる人もいたり実際に大怪我によって辞める人もいて、その中でやらせてもらえてる、やれてることをしっかりと噛みしめながら頑張れているし、頑張らなければいけないと思っています。
これからの選手の頑張りを応援していただければ幸いです。
1978年1月25生まれ。競輪選手。80期。A級1班。石川県内灘町出身。高校時代にはインターハイ・国体入賞(自転車)、高校総体4000m団体追抜4位に入賞。ニックネームは「内灘の虎」。競輪選手の坂上忠克(71期)は実兄。2009年に実施されたananとJKAのコラボレーション企画「09'KEIRINイケメングランプリ」では、準グランプリを受賞。