忘れられないレースの話
どうも! 坂虎です
6回目の今回はレースのことについて少し触れていきます。
まずはデビュー戦の話を少し!
デビュー戦は大概の選手が緊張してあまり記憶にないって話を選手間ではするんですが 、僕自身のデビュー戦の初日は緊張してて思いどおりに走れませんでしたし、いつのまにか終わってたって感じでした。
師匠にも兄貴にも(兄貴も選手)アドバイスとして落ち着いて力を出しきってこいとは言われてたんですがまったく緊張でできなかったのを思い出します。
デビュー戦は地元の富山ということもあって家族や友達が来てたのもすごく緊張した原因かもしれません。
そのデビュー戦も緊張したものの、デビュー前に猛練習してたおかげもあり、訳の分からないまま突っ走ってゴールを1番で駆け抜けてデビュー戦を競輪選手としての初勝利とすることができました。
レース後は緊張感からの解放ですごくホッとしたのと、勝利したことでものすごく嬉しかったことは今でも鮮明に覚えているし、あの日の興奮や喜びは一生忘れられない思い出ですね。
忘れられないレースといえば兄貴と初めて一緒に走ったレースも僕にとっては大事な思い出のレースです。
基本的に親族は一緒にレースを走れないのですが(同階級なら開催も基本は一緒になりにくい) 勝ち上がりの関係で一緒になることもあって、僕達兄弟もその関係で一緒に走ることができたんです。
僕は選手になるきっかけも兄貴だし選手になれたのも兄貴のおかげですごく感謝もしてて、だからこそ一緒にいつかは絶対に走りたいとも思っていて、この日の一緒に走ったレースも一緒に並んで走りながら途中で涙が出てきそうになるくらい嬉しかったのを覚えています。
この日のレースはうまくいかなくて兄弟でダメで、次に一緒に走るときは絶対もっと頑張ってやるって思っていたら奇跡の次の日にすぐそのチャンスがやってきて、また一緒に走ることができてなんと兄弟ワンツーを決めれたことも一生の思い出です。
レースを一つとってもいろんな思いがあったり一つとして同じレースがないので毎レースが勉強だし、経験にもなりすごく面白いです。
レースといえば2月3.4.5日の小倉の開催を走るので観てもらえたら幸いです。
小倉はドームなので天候に左右されないっていうのが1番の特徴でスピードも出るので速い選手が有利なのですが、そこはベテランの技で僕も優勝目指して頑張るので応援してください!
そういうことで生観戦は迫力あるので足を運べれば是非競輪場までお越しください!
無理な方もネット観戦で応援のほどよろしくお願いします!
↓ある日のレース後の坂上兄弟のお写真を頂きました。最近の2ショットはかなりレアなのでは⁉︎(DMM競輪編集部)
(左:坂上忠克選手、右:坂上樹大選手)
(左:坂上樹大選手、右:坂上忠克選手)
1978年1月25生まれ。競輪選手。80期。A級1班。石川県内灘町出身。高校時代にはインターハイ・国体入賞(自転車)、高校総体4000m団体追抜4位に入賞。ニックネームは「内灘の虎」。競輪選手の坂上忠克(71期)は実兄。2009年に実施されたananとJKAのコラボレーション企画「09'KEIRINイケメングランプリ」では、準グランプリを受賞。