【1月17日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ【南儀拓海】
昨年後半から急激に調子を上げ出した選手が南儀拓海(なんぎ たくみ=26歳・富山・121期)だ。
今年1発目の豊橋決勝では愛知の123期・平野想真の番手。
平野が3番手の内で詰まる展開となり、最終2コーナーから自力捲りを発動。
これが見事にツボにはまりA級1・2班戦初優勝。
「長かったですね。チャレンジ戦でも1回しか優勝してないので、本当にうれしい。自分でも優勝できるんだなって安心しました」。
続く大垣戦でも初日、準決勝とも先行勝負で勝ち上がり、2場所連続の決勝進出に成功。
いい流れを継続させた。
師匠は90期の竹澤浩司。
同期だが年上の近谷涼は兄弟子にあたる。
いずれも氷見高→日大の先輩、後輩の間柄。
同期の出世頭である村田祐樹は日体大卒だが、氷見高の同級生。
「村田君は昔から強かったけど、自分は大学3年生のときにヘルニアになって自転車競技を諦めかけた。やっぱり競輪選手の夢は捨てられなかった。いまもヘルニアと付き合いながら練習しています。実は豊橋の決勝も、痛み止めの座薬を入れての戦いでした」
逆境の乗り越えてきた精神力の強さこそが、彼の最大の武器なのかも知れない。
同県の先輩たちからは、練習では村田よりも強いという話をよく耳にする。
「それは盛りすぎでしょう(笑い)。自分が努力する亀なら、村田君が努力するうさぎ。いつ追いつけるか分からないけど、焦らず、自分のペースで頑張るだけです」
ここに近谷を加えた121期トリオの活躍は、現在の富山支部の希望でありカンフル剤。
そのうち中部王国復権を担う三本の矢となるだろう。
【次回出走予定】
1月20日(高知FII)
(情報局記者U)
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