【5月27日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ【角宗哉】
構えずに、行く。
まず内容、先行することにこだわる。
5月初旬の小倉で完全Vを決め、その次の立川でも予選、準決と1着で決勝に進んだ角宗哉(かど ひろや=24 歳・山口・125期)。
決勝には積極果敢な同期が2人。
そのうちの1人に小倉の決勝でも戦った梅澤忠秀(23歳・三重)がいた。
小倉は梅澤に勝って優勝。
だがスタートで前を取った梅澤に先手を譲る形となり、捲りに回っての1着。
うれしさの半面、心残りも?
中15日で迎えた立川ですぐに、それを打ち消すチャンスが来た。
決勝を前に「自分のやることは変わらない。いつも通り頑張るだけ」と語った。
気持ちに迷いはなかった。
号砲が鳴ると角は前を取れず梅澤が前受け。
だが、1枠が生きて初手で3番手に。
位置は絶好。
初となる2場所連続完全Vへ、急がずに捲り勝負か。
いや、それでは小倉と同じになってしまう。
角は構えずに打鐘前から上昇、合わせて踏む梅澤を叩いて先制した。
梅澤に番手に入られる不利な状況となったがグングンと加速。
ゴールまで力強く踏み続け、差し迫った梅澤と際どい勝負に。
結果は惜しくも1/8輪差で2着。
だが内容は十分。
負けてなお強し。
中国地区期待の若手の1人として存分に力をアピールした。
今期チャレンジ戦の出走は残り3場所。
7月からはA級2班に上がるが見据えるのは、その先。
「先行でS級まで上がれたら。それを当面の目標にしてやっているので。ラインを活かした戦い方とか、上に行って迷惑をかけないように今のうちからレースで覚えていかないと。後ろに付きやすいとか仕事がしやすいとか、ラインを組む人に信頼してもらえるような自力選手になれたらと思っています」
スタイルを変えず、1戦ごとにパワーアップ。
成長株として注目し続けたい。
【次回出走予定】
5月30日(大垣FⅡ)
(情報局記者S)
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