函館旅行…おっと遠征レポ
悲喜こもごもとはよく言ったものです。
嬉しくもあり、悲しくもある。そんな対極の感情はいつだって同居しているものです。
人生はそんなことの繰り返しですからね。
うーん、深い。ノスタルジック。
コイツ何言ってんだ? って思った方は素直に挙手してください。
先生怒らないから! ちゃんと挙手せぇ!
さて(さてじゃないが)、競輪選手は毎月競輪場からレースの斡旋をもらい、お金を稼いでいます。
斡旋される場は、月末にkeirin.jpのプロフィールページに掲載されるまで当の競輪選手にもわかりません。
もちろん業務的なメールも来るんですが、日付が変わってプロフィールが更新される方が先なんです。
マジでお客さんと同じレベルの情報スピードなんですよ〜。
もう慣れたとはいえ、毎月斡旋が発表される日は「どこが入るかな〜」とワクワクしながらもドキドキするものです。
そんな斡旋の発表日。
斡旋が入ってしまうと競輪選手が「悲喜こもごも」する競輪場があります。
僕のレーススケジュール的にお察しの方も多いでしょうけどね(笑)。
それはもちろん〜!
HA☆KO☆DA☆TE
は〜るばるゥ来たぜ函館ェ〜!
なんて歌詞があるくらい、遠路はるばる遠征しないといけない土地です。
全国を車で移動している運転大好き田村風起くんですら、函館と青森だけは飛行機を使う遠征スポット。
盆正月、ゴールデンウィークなんかが被ったら最悪ですよ。
飛行機の予約は取れねーわ、取れても平常時の倍くらい高いわ…。
しかし、悲喜の「喜」の部分が大きいのが函館。
広大な大地が育んだ農作物、圧倒的な海の幸の暴力。
有名観光地なのに、ホテルも引くほど高くないけど綺麗で風呂が立派なところが多い!
同じ飛行機遠征スポットでも、青森ではこうは行きません。
あそこ山とリンゴしかねーからなぁ?(青森の方すいません。青森もだいすきです)
遠征にまつわるアレコレは、何度か当ブログでも取り上げました。
よければ改めてご一読ください。
空前絶後の福岡逃避行レポ
行ったことない競輪場
今回函館に斡旋が入り、案の定「うわ! 函館入ってる!」と声に出したぼく。
「うわぁ函館か〜(笑)」「遠いな〜!」「GW被ってないか?」「ええやん!酒飲んで楽しんだら!」みたいなノリで、遠方斡旋が入った選手を中心にそこそこザワザワします(笑)。
ベテラン選手も若手も問わず、みんな斡旋発表に一喜一憂しているんですよ(笑)。楽しい職場です。
ちなみに今年は4月、5月に函館斡旋貰った奈良県の選手が多かったので、皆で慰め合いました。
そんな遠征なんて日時茶飯事の競輪選手。
日頃は当ブログでもわざわざ記事にしないんですけどね?
函館は別なんだよな。数年に一度の大イベントです。
見てくださいこれ。
買いましたよ、ガイドブック。
張り切ってるでしょ? あまりにも。
正直遠征は大嫌いなのですが、せっかく行くからには楽しまないとね!
ってことで函館旅行…おっと函館遠征の記録を羅列していきますね。
伊丹空港からのフライトで函館空港に到着!
ホテルは函館駅前に取りました。
空港からはバスで移動できますよ。安上がり!
北海道に上陸したらまず最初に食すべきものがある。
ラッピことラッキーピエロ!
北海道に行ってまでハンバーガーなんて…と思う方も少なくないかと思いますが、これはれっきとした北海道グルメ。
静岡のさわやかみたいなものです。
この「チャイニーズチキンバーガー」はチキン南蛮が挟まったバーガーで、ラッピの一番人気!
とりあえずこれ食っとけメニューです。
北海道のご当地コーラ? のガラナも添えて。
好きなんですよ〜ガラナ。
最近ではKALDIとかでも買えちゃいますけどね、北海道来て飲むガラナはやっぱ特別っしょ。
函館駅からの景色。
函館山からの夜景が有名ですが、実はぼくはまだ登ったことありません…。
観光”気分”であって、あくまで本格観光ではないので、正直ホテル周辺を散策する程度が限界なのです。
函館山や五稜郭にも行ってみたいのですが、なかなか行けないなぁ…。
でも、上から見たら綺麗だろうな〜とわかるほど地上からの夜景も壮観ですよ。
夜はもちろん1杯やりましたよ!
まだコロナが終息した訳ではないので「大宴会!」という訳にはいきませんが、同期同級生の大関祐也くん(千葉)と2人で軽く飲みました。
もちろんコロナ対策店でソーシャルディスタンスをキープですわよ♡
イカ刺し。
北海道と言えばこれ!
自宅でもたまに産直市場で活イカを買って捌いたりするのですが、ここまでの透明感はでないよね。
北海道のマジックです。不思議なもんですな。
なんとも言えない噛みごたえ、口に広がる海の香りと甘み…たまらねぇぜ!
アスパラと行者ニンニクの天ぷら。
海の幸の次は大地の恵みです。
食の暴力がすごい!
ぼく、行者ニンニクが大好きなのですが、近畿では滅多に手に入りませんからねぇ。
この機会に浴びるほど食べてきました。
刺身盛り。
写真だとサイズ感が伝わりにくいですね…。
まーーーーーじででっかい。
値段的に想像していた量の倍はある。
でかいのは大地だけにしてくれ(歓喜)。
でもこれ、だいぶ終盤の忘れた頃に予想外の大きさの品が届いたのでちょっとしんどかった感は否めない…。
ご利用は計画的に!
ミッドナイト開催なので競輪場入りする前に昼ごはんです。
北海道と言えばスープカレー!
ぼく、スープカレー未体験だったので満を持して食べに行ってきました。
地元の方に教えてもらったお店で、ベギラマさんというスパイシブなネーミング。
店内は奥様方がママ友ランチしてるようなオシャンなセッティングでした。
小汚い競輪選手が来ちゃってスミマセン。
いやぁ、スープカレーってカレーのスープ版やろ? と思ってたのが恥ずかしいレベルですね。
スパイスが溶け込んでて、野菜との協調性がやべえ。全く別の食べ物です。
めっっっちゃ美味しかった。
こちら、以前の函館の記事で紹介した海鮮丼。
函館競輪はすごいぞ
今回もしっかり注文しましたよ!
競輪界、現在コロナルールで後泊時の外出が禁止されています。
コンビニ買い出しすらもダメなんですよ! 厳しいね。
ってことで、各競輪場の食堂業者さんがご厚意で弁当を用意してくださることが多いのですが…。
函館競輪場の弁当は「弁当」なんてもんじゃない!
詳しくは前回記事を読んで欲しいのですが、アップグレード要素なんかもあって面白いんですよ。
ちなみに、食堂のスタッフさんに海鮮丼を当ブログで紹介したことを伝えたら喜んでおられました。
次行った時にはサービスしてくれよな!
大好物のマルセイバターサンドを添えて。
お酒でキュッ! と行きたいところなのですが、酒類は競輪場に持ち込めない&買い出し禁止のフルコンボです。
ガラナで我慢。
ヒンナヒンナ。
そして、帰りももちろん函館空港から離陸です。
函館、最初から最後までメシしか食ってないな?
函館空港のレストランにて、名物丼が二種セットになった二種丼を食べました。
左は見ての通りローストビーフ丼ね。
問題は右のやつ。
ネーミングが面白いんですよ。
海鮮がごめドゥルンドゥルン丼。
がごめってのは「がごめ昆布」という、函館でしか採れない海藻だそうです。
めかぶみたいに粘っこくて、好みは分かれるかもですが僕は大好きです。
めちゃおいしかったですよ、次機会があったら単品で食べよーっと。
それにしてもドゥルンドゥルンって…。
この名前を決定する会議の様子を見てみたいですね。
さぁ、函館旅はまもなく終盤。
フライト前にお土産散策です。
北海道土産と言えば木彫りの熊。
これは現代解釈版って感じですね…。
可愛らしい感じが気に入って買っちゃいましたよ。
地元の子持ち親友の家に送り付けました。
お土産はもちろんコレ!
マルセイバターサンド。
自分用にひとつ、さっきのクマと共に地元の友人用にひとつ購入。
たまーーーに地元の百貨店の北海道アンテナショップにマルセイバターサンドのブースが出るのですが、残念ながら常設ではないんですよね…。
大好物なので、通る度にチェックするんだけどなかなか来てくれません。
でも、簡単に手に入らないものをたまに食うからうまい! ってのは正直ある。
やっぱり、食材に旅をさせるより自らが旅して赴くことが大事なんすよ。
魯山人か誰かがそう言ってた。たぶん。
ちなみに函館空港、以前来た時はメロンとか、北海道野菜がたくさん売られていたのですが、今回はシーズン外れのようでアスパラしか売っていませんでした。
トウモロコシとかカボチャのセットが美味かったんだけどなぁ、残念。
そして…
楽しかったぜ! 函館!
伊丹空港に着陸!
いやぁ、僕は正直飛行機が得意ではないんですよね。
飛行機移動を挟むとコンディションが悪くなる…。
正直身体が資本のスポーツ選手にとって、飛行機が苦手なのは結構ハンデです。
空港のゴミゴミした感じもあまり好きではないですしね。
ってことで、憂さ晴らしに伊丹空港のがんこ寿司でお酒をキュッ!
コンディション不良は酒の飲みすぎのせいじゃねえのか?
551にとんでもねぇ列。
「いや、551なんかワイら地元の近鉄百貨店でいつでも買えるしな」と謎の関西人マウントを取りながら通過。
バスで帰路に着きました。
ただいま〜! 奈良県! この田舎みがええわ。
いやぁ、楽しかった! 函館!
競輪の成績なんかどうでも良くなっちゃうね!
でも、ここまでヨイショしといて何だが飛行機遠征はやっぱしんどい。
当記事を見て函館競輪様が「田村くん、函館好きっぽいからまた呼ぼう!」ってなってたくさん斡旋入ると厳しい。
それはそれ、これはこれ。
たまに行くからいいんだわ。遠方競輪場はあんま呼ばないでね(ワガママ)。
まぁでも、年に一度あるかないか、人生で何度呼ばれるかわからない函館競輪ですからね。
呼ばれたら何度だってエンジョイしてやっよ!
なかなか遠征でひと記事書ける場って少ないので、張り切って書いちゃいました(笑)。
これからも、一生懸命に楽しんで競走に臨みますよ!(レースをもうちょいなんとかせぇ)
ってことで、函館スーパーウルトラハイパートリップレポートでした。
また次回!
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1995年3月30日生まれ。滋賀県出身。 日本競輪選手会 奈良支部所属107期の競輪選手。現在はA級2班。同期には新山響平、山岸佳太、簗田一輝など。 ……以上はすべて仮初めの姿であり、本業は某アイドルのプロデューサーであるともっぱらの噂。 ドール、カメラ、声優など、さまざまな「沼」に足を踏み入れている。