【12月13日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」【杉浦康一】|DMM競輪

【12月13日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」【杉浦康一】



杉浦康一(すぎうら・こういち、57歳=北海道、58期)は北海道登録の最年長選手。
道産子レーサーは選手生活37年目に突入した。




勝負の世界で生き抜く秘訣を聞くと、淡々とこう答えた。

「僕は競輪が仕事だからと割り切って日々やっている。スポーツ、競技と考えている」

この言葉を聞くとストイックな毎日を過ごしているイメージがわくが、意外とそうでもないと言う。

「摂生はしないタイプ。好きなモノを食べて飲んで・・・。それでも体重は2、3㌔減ったかな」

過度なストレスにならないよう体作りに励んでいる。
やはり欠かさないのは日々のトレーニング。

「たいしたことはしてないが、午前と午後はできるだけ街道練習をしている。僕は自宅からバンクが遠くて街道ばっかり」

「若いときは今よりもっと練習したが、この年齢で頑張りすぎても疲れちゃうだけだしね」

毎日の積み重ねが年輪のような重厚な深みのある〝脚〟をつくりだす。


選手生活最大の危機は2年前に訪れた。
重度の腰痛による脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)。

痛みがひどいと日常生活にも困難が生じ

「100㍍も歩けなかった。自転車にも乗れなかった」

と振り返る。
手術に踏み切り戦列復帰。今は痛みが和らぎ、不安なくペダルを漕いでる。

「やっぱり1着が獲れるとうれしいね。1着は快感。そういうのがあるから(選手を)続けられる。北海道のベテラン、三谷幸宏(56歳)、齋藤明(55歳)、椿佳友(54歳)の頑張りも支えになっているよ。来期はチャレンジだけど1期、1期を頑張っていきたい」

独特の前傾フォームから繰り出す鋭いタテ脚を武器に、今日も白星を追い求める。


【次回出走予定】
12月15~17日(静岡FⅠ)

(情報局記者A)



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