【11月22日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」【小林潤二】
9月21日に50歳になった小林潤二(こばやし・じゅんじ、群馬=75期)が一大決心をした。
「今年はケガが多かった。何かを変えないとしがみつけないな、肉体改造をしないといけないな、と思って」
「お酒を控えることにした。若いときと違ってケガの治りも遅いし、以前のような気持ちではダメだから」
「ほぼ毎日、晩酌をしていた」
と話すお酒好きの小林が、まだまだ競輪選手として頑張るために50歳になったのを機に節制を決意。
取材した防府記念は約40日後。効果のほどはどうなのか。
「体的にはだいぶ楽になった気がする。最近は風呂でも、他の選手から〝いい体をしてますね〟と言ってもらうことが多くなった」
「前の選手に口が空くことも減った。今は若い子たちが強いので、どう付いていくかが大事ですからね。でも今回(防府記念)、(佐藤)慎太郎や郡司(浩平)の体を見ていると凄いな、って感じますね。トップレーサーはやっぱり体から凄い。自分なんかまだまだですよ」
刺激を受けたのはS級S班からだけではない。
「自分より上の紫原(政文)さんや小嶋(敬二)さんが頑張っているのを見ると励みになりますよね。(山口)富生さんも凄いし」
防府記念で奮闘していた年上の選手の走りも小林には大いに心に刺さっていた。
「自分にはこれ(自転車)しかない。好きじゃないとここまでやってこられなかった。練習するのも嫌いじゃないですよ。今でも負けたら悔しいから」
来期はA級落ちが決まっているが
「今期は点数を下げないようにS級点を確保して、来期のA級でもしっかりとS級点を取りたいね」
数年後を見据えて肉体改造に着手。
またしばらくはS級の舞台で活躍する小林の姿を見ることができそうだ。
【次回出走予定】
12月3~6日(高松GⅢ)
(情報局記者A)
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