【9月20日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」|DMM競輪

【9月20日更新】ここぞで光る熟練技! 今なお活躍を続ける「永久選手」



デビュー20年目を迎えた佐藤友和(さとう・ともかず、39歳・岩手=88期)。




まだまだベテランと呼ぶには早いかもしれないが、GⅠを2勝(10年全日本選抜=宇都宮、12年寛仁親王牌=弥彦)、GⅡを4勝している歴戦の猛者だ。

全盛期に見せた捲りのスピードは強烈。同期で同じ北日本の山崎芳仁らと好連係を見せて一時代を築き上げた。


8月には取手FⅠ「レジェンドカップ」に参戦。
シリーズ名を知るとさすがに苦笑いを見せていたが、これはS級の上位戦線で戦えるというファイティングポーズ。老け込むにはまだ早い。





そんな佐藤に競輪人生のターニングポイントについて聞くと、15年12月31日から実施された自転車のサドル位置に関する規制が最も影響を及ぼしたと振り返る。

これはスチール製フレームのサドル先端部が、ハンガ中心(※)を通る垂線より前に出てはならないというもの。

※編注:クランク(ペダル)の軸付近

サドル位置を後ろにすることで極端な前傾姿勢を取ることが難しくなる。主に小兵レーサーに影響を与える規制で、佐藤もその1人だった。


「あの規制からセッティングが出せなくなった。自転車の乗り方を変えるしかなくなり、あれからしっくりした乗り方が一度もできていない」

「(低迷したのは)落車のケガなどもあったが、サドル規制が大きいですね。タイトルも獲れなくなったしグランプリにも出られなくなった」

骨盤を軸とした踏み方でパワーを伝えていたが、自転車の乗り方をイチから見直す必要があったという。


今もなお試行錯誤の毎日。

弟子でスーパールーキーの中野慎詞(なかの・しんじ、23歳・岩手=121期)と特別戦線で連係するためにも、師匠の佐藤は踏ん張りどころ。

愛弟子の活躍に刺激を受けながら、もう一花咲かせようと奮闘している。


【次回出走予定】
9月24~27日(向日町GⅢ)

(情報局記者A)



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