【9月12日更新】ここぞで光る熟練技！ 今なお活躍を続ける「永久選手」【紫原政文】

今期、降級し5年ぶりのA級戦を走る紫原政文（しはら・まさふみ、55歳＝福岡・61期）。




7月から5場所を走り決勝を外したのは1回で、健在の走りを見せる。

「昔は特別競輪とかを目標にしていたけど今は一戦、一戦を大事に。実現できそうな目標としては最年長のS級選手ですね」


今期、S級の点数を取れば来年1年間、S級で走ることになる。

9月8日、玉野競輪の準決勝戦後は、2着で決勝進出にも

「踏み負けたのは悔しい」

と少しも闘争心は衰えていない。

「歳にしてはよく頑張っていると言われますが、本人は年齢を忘れて走っています」

と意気軒昂だ。


その言葉を裏付けるかのように、決勝戦では気合に満ちた走りで高配当を演出。

前を任せた本郷雄三が捲り不発の展開ながら、切り替えて内々を回り、直線もしぶとく伸びた。
優勝も見えたが、大外を伸びてきた大西祐にゴール直前でかわされての2着。

変わらぬ追い込みの威力で若手選手が相手でも好勝負を演じた、いぶし銀の走りにこれからも注目していきたい。


【次回出走予定】
9月15～17日（久留米FⅡ）

（情報局記者A）

‌