【11月5日更新】ここぞで光る熟練技!今なお活躍を続ける「永久選手」【高谷雅彦】
先月の久留米ミッド最終日に通算645勝目を挙げた高谷雅彦(たかや まさひこ=53歳・青森・67期)。
通算GⅠの決勝進出は7回とレジェンド級の活躍を誇る大ベテランは53歳になった今も、番組次第では自力を出すなど元気いっぱいだ。
「自分でやる時は、どうやって1着を獲るか、どうやったら勝てるかを考えて走ってます」
取材した久留米2日目は単騎で自力戦。
先手ライン追走から捲りを狙っていたが、別線に内から粘られて後退してしまった。
「勝つなら玉村元気の3番手から先に捲るのが一番だと思ったけど…。まさかあの位置で粘られちゃうとはね」
結果的には不発になったが、若手を相手にそういう考えになるだけでも驚異だ。
最終日は大森光明の先行に乗って力強く抜け出した。
2日目のレース後に話を聞いた際は
「一番うれしいのは若手相手に捲って勝った時かな、やっぱり」
そう言ってニヤッと笑った。
「これといった趣味はないなあ。6期(12年)務めた支部長職からも6月いっぱいで終わったし、今はいろいろと自由な時間も増えたけどね。支部長は好きにやらせてもらっていたし、やりながら練習もできた。苦ではなかったですよ」
7月からは今まで以上に練習に打ち込める状態になった。
衰えるどころか、ますます強さが戻っていくだろう。
「面白くなくなったら選手を辞めると思う。前に離れちゃったりとか、着に絡めなくなったりしたらそういう考えになってしまうかも。今は競輪が楽しい。まだまだ頑張りますよ」
当分先までそんなことはなさそうだ。
どこまで白星を積み上げていけるのか、楽しみに見ていたい。
【次回出走予定】
11月5日(弥彦FI 4R)
(情報局記者R)
1949年創刊のスポーツニッポン新聞社が長年の競輪報道を通じ培ったノウハウと人脈を生かした情報で人気のスポーツ紙唯一の競輪専門サイト。最新ニュース配信、ミッドナイト詳細予想、ガールズケイリン、お得なキャンペーンなど無料で見られる情報が満載。